「LIVE SPARKS!」では、今注目すべき新進気鋭のアーティストのライブレポートをお届けします!ラウドロック、R&B、ファンク、ダンスミュージックなどを自在に取り入れた音楽性、多彩な要素をポップに昇華するバンドサウンド、そして、キャッチ―な響きとエモーショナルな手触りを同時に放つボーカル。メジャー1stシングル『潜在的なアイ』を引っ提げた東名阪ワンマンツアーのファイナル公演で13.3gは、バンドとしての圧倒的な個性を証明してみせた。
ステージには洋服が掛かったラックや小さなテーブルが置かれ、まるで部屋のような雰囲気。オーディエンスもどこかリラックスした様子だったのだが、メンバーが登場し、藤丸将太(Vo・G・Pf)が鍵盤を弾きながら凛とした歌声を響かせた瞬間、ムードは一変。さらに濃密なグルーヴをたたえたバンドサウンドが加わり、フロアの熱気は瞬く間に上がっていった。
真ん中にあるのはもちろん、藤丸のボーカルだ。正確無比なピッチ、歌詞をきちんと届ける滑舌の良さ、豊かな中低音域~キラキラした高音を使いこなすセンスを含め、シンガーとしてのポテンシャルはとんでもなく高い。特に心に残ったのは“ベイビーブルー”。ピアノの弾き語りから始まるアレンジによって、今は離れてしまった《君》への思いがすべての観客にじんわりと浸透していく。もともとひとりで活動していた藤丸は、13.3gに加入後、バンドのボーカリストとしてのスタイルを模索してきた。この日のパフォーマンスからも、彼の成長ぶりを感じ取ることができた。
このライブレポートは、5月29日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号にも掲載!
13.3g ONE MAN TOUR「潜在的なアイ」
2026.04.17 Shibuya WWW X
●セットリスト
01. MONSTER
02. 揚羽参式
03. 眠民ゼミ
04. Smoky
05. ドッペルゲンガー
06. キライダー
07. 指輪
08. 嘘つき
09. ベイビーブルー
10. 跳ねる
11. BUG
12. マイネームイズネガティヴ
13. 最強Lady
14. 恋愛進化論
15. Inside Out
16. 潜在的なアイ
17. アニソン
18. HERO
Encore
19. エレファントマン
●リリース情報
潜在的なアイ
提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
企画制作:ROCKIN'ON JAPAN編集部