【LIVE SPARKS!】結成3年目でついに実現! 名誉伝説が初ワンマンで示した、ノスタルジーと新しさを内包したポップミュージックの可能性

【LIVE SPARKS!】結成3年目でついに実現! 名誉伝説が初ワンマンで示した、ノスタルジーと新しさを内包したポップミュージックの可能性 - All photos by Takeshi YaoAll photos by Takeshi Yao
古きよきJ-POPと現代的なサウンドを絶妙なバランスで融合し、懐かしくて新しいポップミュージックへと結びつける──こたに(Vo)、けっさく(G)によるふたり組バンド、名誉伝説。結成3年目にして実現した初ワンマンでふたりが示したのは、自らの音楽的なアイデンティティそのものだった。

【LIVE SPARKS!】結成3年目でついに実現! 名誉伝説が初ワンマンで示した、ノスタルジーと新しさを内包したポップミュージックの可能性

オープニングは2023年リリースの1stシングル“ラヴィング”。洗練されたバンドサウンドと愛らしさに溢れたメロディが広がり、名誉伝説のポップワールドへと一気に誘い込まれる。
「会いに来てくれたあなたに、いろんな思いを真っ直ぐに伝えられたらいいなと思っています。名誉伝説から愛を込めて」というこたにの言葉から始まったのは、“ポルトロン”。《会いに行こう 幸せへ一直線》というフレーズが、フロアを埋め尽くした幅広い年齢層の観客のもとへ届けられる。バンドの編成はギター、ベース、ドラム、キーボード、バイオリン。生楽器の響きと有機的なアンサンブルが、楽曲の良さを引き立てる。昭和のレトロ感を色濃く残す会場(東京キネマ倶楽部)の雰囲気もふたりの音楽によく似合っていた。

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ライブ冒頭は少し緊張感があったのだが、自分らしく未来へ進む意志を描いた“ブルーモーション”あたりからバンド全体がリラックスしはじめ、本来の伸びやかさを取り戻す。インディーロック、ニューウェイブの要素を反映した“remember”、「名誉伝説的ディスコソング」と称すべき“BABY POWDER”など幅広いジャンルを行き来する楽曲も印象的。親しみやすさと独創性を兼ね備えたけっさくのソングライティングセンスをダイレクトに感じ取ることができた。

【LIVE SPARKS!】結成3年目でついに実現! 名誉伝説が初ワンマンで示した、ノスタルジーと新しさを内包したポップミュージックの可能性

当初は5人体制でスタートし、2025年にこたに、けっさくのふたり体制となった名誉伝説。「形が変わったり、不安もあったんだけど、この時間をあなたが一緒に過ごせているのは、あなたが私たちの音楽を信じてくれているからだと思います」とこたにが語り掛けると、大きくて温かい拍手が会場全体を包み込んだ。
さらに“共犯者”“地獄でスキップ”といったロックチューン、テレビ番組でも取り上げられ注目を集めた“ルビを振れ”などを披露。中心を担っているのはもちろん、こたにのボーカルだ。ふんわりと優しい手触り、そして、凛とした佇まい。ノスタルジックな雰囲気と「こんな声、聴いたことない」という驚きを同時に感じさせる彼女の歌声こそが名誉伝説の軸なのだと、改めて実感させられた。

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ライブ終盤には新曲“ギューアグ”を初披露。軽快なギターカッティングを軸にしたバンドグルーヴの中で「可愛すぎて壊しちゃいたい」という感情を込めた歌詞が響き渡るこの曲は、名誉伝説の新たな進化をはっきりと証明していた。
「また会おうね」と笑顔でステージを後にしたふたり。
リスナーの日常を照らし、心地よい刺激を与えてくれる名誉伝説のポップミュージックはここから、さらに多くのリスナーを魅了することになる。そんな確信を与えてくれる、意義深い初ワンマンショーだった。(森朋之)

【LIVE SPARKS!】結成3年目でついに実現! 名誉伝説が初ワンマンで示した、ノスタルジーと新しさを内包したポップミュージックの可能性


名誉伝説 初ワンマンショー『ディア・ライフ』
2026.04.01 東京キネマ倶楽部

●セットリスト
01. ラヴィング
02. feat.あなた
03. ポルトロン
04. ブルーモーション
05. remember
06. トランスファー
07. BABY POWDER
08. 共犯者
09. 地獄でスキップ
10. What is × ?
11. さよならワルツ
12. シャバイライ
13. ルビを振れ
14. 今晩の喧嘩
15. ギューアグ
16. プロポーズ文句


提供:Lovin’ Records
企画・制作:ROCKIN'ON JAPAN編集部
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