Hit&Runちゃん祭り2007〜ワカすバンド天国!〜 @ 東京・新木場・若洲公園

Hit&Runちゃん祭り2007〜ワカすバンド天国!〜 @ 東京・新木場・若洲公園 - Hit&Runちゃん祭り2007Hit&Runちゃん祭り2007
奥田民生、PUFFY、SPARKS GO GO、フジファブリック、キャプテンストライダム、シュノーケル、detroit7などなどを擁するマネージメント・オフィス、Hit&Runがオーガナイズする、そしてその所属アーティストたちが総出演するフェス『Hit&Runちゃん祭り2007〜ワカすバンド天国!〜』。会場の新木場の若洲公園はこういう音楽イベントに使われるのは初めてなんだけど、行ってみると、広くて、一面芝生で、海のそばで、やたら気持ちいい場所でした。こんな場所が東京23区内にあって、しかもここででかい音を出し放題出せるというのは、ちょっと信じられない。あと、この公園はでっかい風車が名物なんだけど、ステージのすぐ後ろにその風車がどーんと立っていて、とても不思議な光景でした。

で。同じ事務所のバンドばかりが出ることによって、お客さんに一体どういうメリットがあるのか。他のフェスにない、得な部分はどこなのか。セッションです。普段観られない組み合わせによる、普段聴けない音を、観て、聴けるってことです。っていう意味で、やたらおいしいフェスでもあった。

トップのPUFFYにMissing LinkとMEN☆SOULの2MC(というか2シンガー)が出る。シュノーケルに、detroit7の菜花とキャット・マグドゥエルが加わってユニコーンのカヴァー“おかしな2人”をやる。detroit7をバックにPUFFYが自らのレパートリーであるグリーン・デイのカヴァー“Basket Case”を歌う。SPARKS GO GOにキャットが入ってスパゴーの名曲“ルーシーはムーンフェイス”のサビを八熊とハモる。

などなど、ここでしか観れない組み合わせとここでしか聴けない音合わせが満載。御大・奥田民生は、?ヒップホップ・グループ、カルテットと一緒に“イージュー★ライダー”を歌う。?自分の出番の時に、PUFFYとフジファブリックの志村&山内&金澤を招き入れてPUFFYの最新シングル“オリエンタル・ダイアモンド”を演奏。なお、志村くんは歌やギターではなく銅鑼を叩いておられました。?フジファブリックの“陽炎”で登場、ギターを弾いて丸々1曲歌う。の3箇所で活躍しておられました。

あと、1アクトの持ち時間が短い。数えたら、最長が民生とスパゴーの6曲、最短はMEN☆SOULの2曲でした。なので「えっもう終わり?」って感じでアクトがどんどん入れ替わって飽きるヒマがないし、転換がわずか10分で行われるので間も空かない(普通は20分から30分はかかります)。おかげで、みっちりと楽しませていただきました。ラストは、出演者全員がステージに上がって、このフェスのために作った“ハラダ記念樹”をにぎやかにセッションして終了。濃密な5時間が幕を閉じた。(兵庫慎司)
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