まずオープニング・アクトで登場したのは歌姫、絢香。真っ赤な衣装を纏い、一曲一曲大切に歌い上げる彼女。デビュー以来、3年連続でJ-WAVE LIVEに出演しており、年を重ねる毎に楽しめる自分がいると、笑顔で話していたが、声量はもちろんのこと、歌の表現力も実に豊かで素晴らしいステージだった。
そして次のアクトはPUFFY! GREEN DAYのカバー“Basket Case”で始まり、3曲目には強烈なラブソングだというパンキッシュな新曲を披露。相変わらずの独特なゆるさを持った2人だが、ライブ自体にはパワフルさが感じられる。後半には「今日初めてPUFFYを観る人もいると思うので、懐かしい曲をやります」と、“これが私の生きる道”や“アジアの純真”などヒットパレードを聴かせてくれた!
3番手は、ちょっと照れくさそうな表情をして出てきた大橋卓弥と秦基博。J-WAVEのジングル「エイティワン,ポイント,スリー」を取り入れた“夏の日の81.3”やスガシカオの“そろそろいかなくちゃ”などを、アコースティックギターを持った2人だけのシンプルなステージのなかで演奏。透明感のある声が最大限に楽しめる編成だったが、それにしても、さすがハモリが抜群に上手かった。昨年から2人で演奏する機会がちょくちょくあり、そのときには「はたくや」と名乗るそう。その名前を今年は「こぶとり」にするなんて笑いを誘うMCでも楽しませてくれた。
まだまだ続くJ-WAVE LIVE。次に登場したのは大塚愛。しっとりとした歌もアップテンポでロックな歌もある、振れ幅のあるライブだったが、たぶんここでしかやらないであろう曲をやりますとニューシングルに入る“H2O”を歌ったとき、「誰も知らないかもしれないけど、ついてきてね!」と言っていたのがとても可愛らしかった。
ここまでそれぞれのアーティストが、今日の日のために曲のアレンジやスペシャルなことを思い思いにやってくれて、長時間いるなかでも疲れや飽きのこないライブを披露してくれた。だが、今日の目玉はなんといっても、奥田民生withトータス松本だろう! 2004年のJ-WAVE LIVEではウルフルズwith奥田民生で出演していたが、今回はその逆バージョン。まずは新曲“SUNのSON”を含んだ最初の4曲は奥田民生のみで演奏。そして勢いよく「トータス松本!」と呼び込まれたトータスはシルバーのスーツで登場! 奥田民生からも「意表をつかれたな。なんやその衣装。そんなの楽屋にあったか」と突っ込まれていたが、アロハシャツの民生とはまったく違うモードの衣装なのが笑えた。
ウルフルズwith奥田民生のときはウルフルズの元気溌剌な感じに民生が引っ張られていたけど、今回は民生のゆるい感じでいくよとトータスも最初は言っていたが、オーティス・レディングのカバー曲“hard To Handle”が始まれば、いきなりソウルフルなボーカルで会場を沸かしていた。そして次の曲の“カイモクブギー”ではトータスもギターを持ち、ボーカルは交互に歌い、トータスのソロ曲“涙をとどけて”では民生がバックバンドに徹し、最後の“イージュー☆ライダー”では民生を中心としたボーカルで展開。ひじょうに和気藹々としていたが、なんともスペシャル感満載のユニットでした。
そしていよいよ最後のアクト。大トリは奥田民生からも「今日はトリがトリだから、安心して帰れるよ」とお墨付きをもらっていたレミオロメン。ライブが始まると同時に小学生ぐらいの小さな子から大人まで、幅広い支持層からの歓声が沸き起こり、アンコールも含め、最初から最後まで会場全体がスタンディングで、彼らの空を流れていくような爽やかなステージを見つめていた。こんなふうに盛りだくさんの音の出会いがあるJ-WAVE LIVE。最終日はRO69編集部の兵庫がレポートをお送りします。お楽しみに!(石井彩子)