レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、ロバート・プラントにはもううんざりだと語る

レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、ロバート・プラントにはもううんざりだと語る

6月4日に初期3枚のアルバムをリマスタリング再発するレッド・ツェッペリンだが、ジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンの再結成を牽制し続けてきたロバート・プラントへの不快感を露わにしている。

バンドは2007年に1度だけ再結成ライヴを行い、この模様は『祭典の日(奇跡のライヴ)』として作品化もされているが、ジミーとジョン・ポール・ジョーンズ、そしてドラムを務めたジェイソン・ボーナムはそれぞれにそのまま再結成を継続していけるものと期待していたとジミーはこれまで説明してきている。しかし、ロバートが自身のソロ活動を優先させたため、再結成は頓挫。その後もロバートがソロ活動を続け、ジョン・ポール・ジョーンズも業を煮やしてゼム・クルックド・ヴァルチャーズへの参加を決めたため、バンドの再結成は時機を逸することになった。その後、ロバートは2014年はなんの予定もないからツェッペリンをやってもよいと発言したことが伝えられたが、こうしたロバートの態度についてジミーは『ザ・ニューヨーク・タイムス』紙に次のように語っている。

「去年ロバート・プラントが2014年は自分にはなにも予定がないと語ったと教えてもらったんだけど、ほかの二人はそれを聞いてどう思ったか。まあ、ほかの二人がどう思ったかということはよくわかってるはずなんだよ。誰だってあのバンドのためにもっとライヴをやりたいと思ってるんだから。ロバートはこっちの気持ちをもてあそんでいるだけで、正直言ってもううんざりだよ。ぼくは歌わないからね、これだけはしようがないよね。もうどうにも起こりようがないような感じだよね?」

なお、レッド・ツェッペリンの"天国への階段"の冒頭のアコースティック・ギターの演奏がアメリカのバンド、スピリットの"Taurus"(1968年作)からの盗作だとして訴訟を起こされる可能性があるという。"Taurus"を書いたランディ・カリフォルニア(故人)は生前レッド・ツェッペリンが最初のアメリカ・ツアーで自分たちの前座を務めていたことを明かしていて、現在ベースのマーク・アンデスが作曲クレジットを求める訴えを起こせるかどうか弁護士らと詰めているところだという。ギター部分の類似性はこれまでも指摘されてきたが、ここにきて訴えを起こそうとしているのは、今回のリマスタリング再発を睨んでのことで、特に"天国への階段"を収録したいわゆる『Ⅳ』が次回リリースに控えているからではないかと見られている。

スピリットの"Taurus"はこちらから(問題のギターは59秒辺りから)。
https://www.youtube.com/watch?v=xd8AVbwB_6E
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