今年のフジロック・フェスティヴァルでも好演を披露したフォスター・ザ・ピープルだが、一時は塗り替えを免れたとされた新作『スーパーモデル』のジャケット・アートの壁画がやはり塗りつぶされることが決定したという。

壁画は『スーパーモデル』のプロモーションの一環としてロサンゼルスの建物の壁面に描かれたものだったが、先月塗り替えが決定した際、ファンによって壁画の保存を求める請願運動へと発展し、エリック・ガーセッティ市長の判断で保存に踏み切ることがいったんは決定していた。

しかし、その後、この建物であるサンタフェ・ロフトは歴史的建造物として保護指定を受けていて、建造時の状態を維持するために税金が使われていることも判明し、ここにきてガーセッティ市長とフォスター・ザ・ピープルは「壁画を塗りつぶして建造時の状態に戻さなければならなくなった」と連名で発表している。

ただ、その代案としてこの建物の近辺に同じような壁画を制作することも決定していて、そちらについては長期的に保存していくことになっていると市長とバンドは明らかにしている。具体的にいつどこで壁画を制作するかは追って発表するとのことだ。