ザ・ヴァインズのクレイグ・ニコルズ、楽曲制作と自身の暮らしぶりを語る

ザ・ヴァインズのクレイグ・ニコルズ、楽曲制作と自身の暮らしぶりを語る

新作『ウィキッド・ネイチャー』を9月3日にリリースしたザ・ヴァインズだが、10月5日にオーストラリアでフリー・ギグを開催するのに先駆けて、クレイグ・ニコルズが豪フェアファックス・メディアの電話取材に以下のように応えている。

「僕は、曲作りに執着してる。確実に、毎年アルバム一枚を出す以上の曲数を書いているけど、でもそれって最近のバンドのペースとは違うよね」

「何時間もひたすら曲を書いている日もあれば、ただギターを手にじっくり取り組む日もある。一気に曲を書き上げることはないね。たいていは、いろんな曲を行ったり来たりしながら、のんびりペースで仕上げていくんだ」

2年前に家庭内暴力の罪を問われ、裁判所から両親への接近禁止を命じられたクレイグだが、1年前に実家に戻り、現在では夜に曲を書いたり絵を描いたりして過ごしていると明かした。また、自身が患っているアスペルガー症候群とこれまでの音楽活動について次のように振り返っている。

「アスペルガー症候群がどんな感じなのか、自分ではうまく説明できないんだよね。ただ、それがどんな異様な状態であれ、僕はいつも自分のために生かしてきたと思う。音楽を始めたとき、僕は本当に真剣だったし、実際に、音楽はそれ以来、僕の人生の中心なんだ」

「僕はただ、みんなに曲を聴いてもらいたいだけなんだ。自分で曲を書き始めた頃からずっと、それだけだったんだよ。音楽業界というのは、ビジネスであって、人がどうこうという世界で、だから僕は外れているんだと思う。でも、大して損をしているとは思わないな」

また、バンドにとって数年振りの公演となる来月のギグでは以前行っていたように最後にまたギターを叩き壊すのかと問われると「すごく昔のことのように感じるよ。でも、ときどき自分でそうしたくなくても、気付いたら壊しているときがあるんだ。自分で自分を落ち着かせたいときとかね」とも語っている。

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