初期ワープ・レコードのデュオ、LFOのメンバーでプロデューサーとして活躍したマーク・ベルが他界した。ワープ・レコードのオフィシャル・サイトではマークは手術後の合併症が原因で亡くなったと伝えている。
LFOはデトロイトやシカゴ発のテクノやハウスをさらに独自に昇華させたブリープ・テクノの一翼として知られるようになり、斬新なエレクトロニック・ダンス・ミュージックの作り手としてアフリカ・バンバータ、イレイジャー、レディオヘッドなどさまざまなアーティストの楽曲のリミックスを手がけるようになった。アルバムとしては1991年の『フリークエンシーズ』、96年の『アドヴァンス』、03年の『シース』で知られている。
1996年に相方のジェズ・ヴァーレイが脱退したため、以後のLFOはマークの単独ユニットとなった。その後、マークは97年のビョークの『ホモジェニック』や01年のデペッシュ・モードの『エキサイター』のプロデューサーとしても広く知られるようになった。ビョークとは11年の『バイオフィリア』までコラボレーションを続けていた。
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