エアロスミスのスティーヴン・タイラー、薬物リハビリの経験と更生の重要性を語る

エアロスミスのスティーヴン・タイラー、薬物リハビリの経験と更生の重要性を語る

エアロスミスのスティーヴン・タイラーはアメリカのハワイ州の薬物更生プログラムを終えた人たちへの講演を行って、自分は今でも毎日依存症と闘っていると語っている。

スティーヴンはハワイのマウイ・モロカイ薬物治療裁判所の終了セレモニーに出席し、出席した11名の修了者とその家族らに向けて、終了後も自分に倣って依存症リハビリ施設や支援団体などで行われるカウンセリングやミーティングを受け続けるように促している。

「AA(アルコール依存症更生会)に行くのをやめると結局、また手を出すことになるから。探せば島中にあるし、世界中にあるから。俺が喜びを今も表現できるのはAAのおかげなんだよ」とスティーヴンは訴えたとビルボード誌が伝えている。

「俺は自分の真実をすべて話してるんだよ。俺は薬物とアルコールの依存症で毎日それと闘ってるんだ。俺はすべて経験してるから。もうすべてどうでもよくなってたからね。家族も子供も友達たちも俺は傷つけたんだ。AAがなかったら、俺にはもうなんにも残ってなかったはずだから」

スティーヴンはまた1964年頃から薬物を使うようになったと話していて、「80年代には57キロまで体重が落ちたんだ。コカインを打つようになったからね」と説明している。また、自分が最初に入所したリハビリ施設について次のように語っている。

「今でいうリハビリ施設なんかじゃなかったんだから。ただの精神病院で、俺の隣にいるやつなんかよだれかけをつけられてたからね」

さらにスティーヴンは「判事も、警官も、誰かが悩んでいることを、そいつがどんな薬物に苛まれているのかをよく知っていて、しっかり治療を受ければ刑務所から出所させるよう申し出てもくれる、そんな新しい集団の一員になれることは栄誉なことなんだよ」と出席者らに訴えたという。

「俺はミュージシャンをやるよりも、薬物とアルコールの依存症の方が得意なんだ。だから、いつも自分をチェックしてないとだめなんだよ」

さらにこうしたプログラムやミーティングを通して聞かされた話が自分を変えたとスティーヴンは次のように語ったという。

「みんなの話を聞いて俺も自分の心を開くことができたんだ。みんなの話から得た感動はもうどんな理屈をも超えていたし、どんな曲よりも深く感動したし、どんな日没よりも美しかったんだ」

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