エアロスミスのジョー・ペリー、スティーヴン・タイラーと付き合う極意を語る

エアロスミスのジョー・ペリー、スティーヴン・タイラーと付き合う極意を語る

エアロスミスのジョー・ペリーはスティーヴン・タイラーについて名声欲がますます強くなっているがそうしたことも込みで付き合っていけると語っている。

ギター・マガジン誌との取材に応えてジョーは次のように語っている。

「自分を受け入れてもらいたいという欲や名声欲に関していえば、今のスティーヴンは70年代や80年代初頭と較べても、もっと貪欲になってきてるよ。スティーヴンは昔はもっとチーム・プレイヤーという感じだったからね。それでも、初めて会った時から本当に手に負えないやつだというのはわかったよ。もうまともじゃない空気が昔からあったからね(笑)。けどさ、誰だっておかしなところはあるんだから。スティーヴンはとてつもない才能に恵まれたミュージシャンでドラマーでもあって、しかも、類稀なヴォーカリストなんだからね。それだけのものを備えてたら、それにどんな煩わしさがついてきても俺なら折り合いをつけていけるとわかったよ」

スティーヴンは2010年頃に薬物依存症を再発させていたといわれているが、さらに怪我のため10年にバンドのツアーや新作制作が延期となった。その際、代わりのヴォーカルを招聘する案もバンドでは出ていて、元ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガーを呼ぶ話もあったことをギターのブラッド・ウイットフォードはVH-1で語っている。さらにブラッドは2010年前後のバンドの状態を次のようにロック・セラー誌に語っている。

「とにかくバンドがばらばらになることだけは防ぎたいと思ったんだよね。だから、そんな相談をするっていうこと以上の事態にはならなかったんだ。一人か二人、ヴォーカルの人に話をしたかもしれないけど、やったとしてもそれくらいまでだったね。やっぱり新しいリード・ヴォーカルを雇い入れるっていう話はあんまりメンバーの間でも乗り気になれるものじゃなかったし。あの時点ではバンドの存亡について心配になってただけなんだよ。まだ、バンドを諦めるつもりはなかったんだよ」

「肩を寄せ合っていかなきゃならないんだっていうのはよくわかってたよ。まだ俺たちの中にはいろいろやれることが残ってるし、ほかでなにをやっても意味がなかったし。メンバーもそれぞれにあっちこっちで外の活動をやってきてるし、それはそれで楽しいけど、結局、エアロスミスでの経験には及ばないものだからね」

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