こうして、マネスキン伝説の幕は開いた――今もっとも、ありのままの自分を肯定するロックヒーローたちの始まりをプレイバックする、貴重ロングインタビュー!

こうして、マネスキン伝説の幕は開いた――今もっとも、ありのままの自分を肯定するロックヒーローたちの始まりをプレイバックする、貴重ロングインタビュー!

現在発売中のロッキング・オン3月号では、マネスキンのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「毎回ステージに上がるたびに勝ちに行ってる。それで勝てなくたって何の問題もない。自分はステージの上で全力を出し切った、それに対して何か文句ある?ってだけさ」(ダミアーノ)


インターネット上でブレイクし、レコード会社と契約を果たし、やがてメインストリームで成功を果たすというシナリオは、今どきの音楽界における、よくあるサクセスストーリーのひとつのように思われるかもしれない。しかし、マネスキンがこれまで歩んできた道のりは、そのようなありふれた物語に到底収まるものではない。

現在ネットで大ブレイク中のヴィクトリア・デ・アンジェリス(B)、イーサン・トルキオ(Dr)、トーマス・ラッジ(G)、そしてダミアーノ・デイヴィッド(Vo)の4人からなるマネスキンは、文字通りアメリカ上陸を果たしている。

早速、人気番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジミー・ファロン』で全米テレビ進出を果たすと、続いて同じく名物番組『エレンの部屋』にも出演している。さらにNYのバワリー・ボールルームおよびLAのロキシーという名門ライブハウスで完売ライブを行い、ラスベガスのアレジアント・スタジアムの大舞台ではザ・ローリング・ストーンズの前座を務めている。

「何しろローマのシルコ・マッシモ(註:古代ローマ時代の戦車競技場跡地のアリーナ)でストーンズのライブに参戦してるくらいだからね!」と、今回の大抜擢についてヴィクトリアが興奮気味に語る。「チケットは持ってなかったけど、とりあえず現地に行って、どうにか会場に潜り込んでやろうっていう作戦だったの。結局、失敗に終わったけどね。それでも何曲かはチラ見できたんだ!」。ライブ会場に不正侵入しようとしていた10代の子がやがてそのバンドの前座を務めることになるという象徴的なエピソードにしても、まだ年齢の若い彼らがこれから遭遇していくであろう数多くのマイルストーン的瞬間のひとつに過ぎないのだろう。

2021年11月1日、マネスキンはLAの名門ロキシーにてソールドアウトのショウを行った。VIP席まで溢れ返るほど観客で埋め尽くされた大盛況のショウは、彼らにとってまさに成功を実感した瞬間だった。

「あの伝説のライブハウスのステージに立たせてもらえるなんてまさに光栄以外の何ものでもない、それこそガンズ・アンド・ローゼズを始め数々のレジェントが立ったステージに自分たちも立たせてもらえるなんて!」と、まさに同ライブハウスが所在するサン・ストリップ通りシーン出身のガンズが自身にとって人生初のコンサート体験だったというダミアーノは語る。「自分たちが何かしらの偉業を成し遂げているような、物凄いことを達成してるって実感できる瞬間だった! 最高の気分だよ」

(以下、本誌記事へ続く)



マネスキンの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』3月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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