オッド・フューチャーのタイラー・ザ・クリエイターは12月10日（水）にリリースされるエミネム参加のコンピレーション盤『シェイディXV（フィフティーン）ザ・コンピレーション』についてダメ出しをしている。

『シェイディXV（フィフティーン）ザ・コンピレーション』はエミネムのシェイディ・レコード設立15周年を記念するリリースで、エミネムのほかスローターハウス、バッド・ミーツ・イーヴィル、D-12、イェラウルフらによる新録曲を収録したディスクと過去のヒット曲を収録したディスクによる2枚組となっている。エミネムのファンであることをこれまで認めてきているタイラーは、今作は気に入っていないとツイッターで明らかにしたものの、その後ツイートは削除されたとビルボード誌が伝えている。

タイラーは「マーシャル、あんたのこと大好きだし、俺の一番好きなラッパーのひとりだけど、『シェイディXV（フィフティーン）ザ・コンピレーション』はファッキン・ダメだろ」とツイートした後、「ははは、どうしてエミネムのことを愛してる連中はダメだと言ってあげないんだよ」とも付け加えていたという。なお、タイラーは今年エミネムが行ったオーストラリアやイギリス・ツアーでオッド・フューチャーとして前座を務めてきている。

また、タイラーはU2の新作『ソングス・オブ・イノセンス』についても、特にアイチューンズ・ユーザーのライブラリーに自動的に無料配信されていたリリース方法について揶揄していて、「目が覚めたらおできができてたかヘルペスにかかってたようなもんだよな」と語っている。

タイラーは3月にはサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルで暴動を煽ったとして逮捕されている。ライヴはテキサス州オースティンで3月13日に行われたもので、軽犯罪違反を問われたタイラーは15日にオースティン・バーグストロム空港で逮捕され、保釈金2万5千ドル（約297万円）を支払って釈放された。

(c) NME.COM / IPC Media 2014