ジミー・ペイジ、『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』制作不参加説に不快感あらわ
2014.12.12 12:18
GQ誌毎年恒例の「メン・オブ・ザ・イヤー」特集号で、最近同誌から取材を受けたジミー・ペイジだが、私生活について答えることを何度も拒み、「僕のことを知っているのは、誰かわかるかい? 僕の服だよ。僕の服は、僕のことをよく知っている」などとはぐらかし続けたという。
ツェッペリンが『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』を制作していた当時、ペイジは重度のヘロイン中毒だったため、彼はほとんど参加することなくセッションが進んだという噂について訊ねられたところ、ペイジは不快感をあらわにした。
「僕がヘロイン中毒の問題を抱えていたとか、どうして君にわかるんだい? 君は、僕がどんな問題を抱えていたとか、そういうことは一切わかっていないんだ。その質問に対して、僕が言えることは、音楽に対する僕の責任はあのアルバム制作時も一切変わらなかった、ということだ。僕がセッションに来なかったとか、仕事を辞めていたとか、そういうことはない。あのセッション時、僕はほかのメンバーと同じくらい、あの場にいたんだ」
さらに、セッション時には参加していたのだとしたら、同作の編集段階に参加しなかったのかと訊かれて、ペイジは次のように答えた。
「そういうことを言ってくるやつに一言言いたいのは、『じゃあ、お前はあの当時どこにいたんだ?』ということなんだ。あと、もう1つ指摘したいのが、僕はあのアルバムのプロデューサーなんだ。あのアルバムでは、それが僕の役割で、そこはアルバム・ジャケットを見てもらったら、一目瞭然なんだ。たとえば、ジョン・ポール・ジョーンズだったり、ロバート・プラントがまさに君が言ったようなことを当時していたとして、2人は同作に自分の名前をプロデューサーとして連ねるように要求してくると思うかい? とにかく、この話題はもうこれで終わりにしよう」
この取材ではさらに、90年代初めにデヴィッド・カヴァーデイルと組んだのはプラントを怒らせるためだったのか(「ばかげている。こんな質問に答えるつもりはない」)といった話題についても触れられている。