アメリカのミシガン州デトロイトには16歳の少年が経営するアナログ専門のインディ・レーベルがあり、あのマコーレー・カルキンが結成したヴェルヴェット・アンダーグラウンドのパロディ・バンド、ザ・ピッツァ・アンダーグラウンドのリリースも行っているという。
このレーベルはジェット・プラスティック・レコーディングといって、オーナーはジャレット・コーラル。ジャレットは14歳の時、地元のバンドであるアフター・ダーク・アミューズメント・パークの7インチ・シングルをリリースすることでレーベルを立ち上げたとのことで、その後ロックンロール、ブルース、パンク、ハードコアを追求する12アーティストのリリースを行ってきたとイギリスの音楽サイトのファクトが伝えている。
ザ・ピッツァ・アンダーグラウンドのほかには、デトロイトのヴェテラン・アーティスト、ブーツィー・Xも抱えているジャレットだが、レーベル立ち上げの経緯を次のように語っている。
「2012年の半ばくらいにやってみようかなと思ったんだ。地元のミュージシャンで、ちゃんとリリースも出しているグレッグ・ベイヤーと話しているうちにそんな展開になったんだけど、グレッグは7インチ・シングルをいつもの自分のレーベルとは違うところから出したいということでこういう話になったんだ。それで『ぼくだったら出せるよ』っていう展開になったんだね。それでほかの誰にも話さないうちに出しちゃったんだよ」
「プレスは2千ドル(約24万円)くらいかかるから、自分のコレクションをプレス用の費用に充てるために売却したんだ。これでお金がすごい儲かってるわけじゃないんだけど、やってて楽しいし、これだけやってるんだって見せるものもあるからね」