昨年セカンド・アルバム『ディス・イズ・オール・ユアーズ』をリリースし、今年1月に東京で初の単独来日公演を行ったアルト・ジェイだが、発売中の『ロッキング・オン』4月号にはジョー・ニューマンとガス・アンガー・ハミルトンのロング・インタヴューが掲載されている。
今回のインタヴューは来日公演直前に行われたもので、ジョーとガスは第57回グラミー賞のオルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞にもノミネートされた『ディス・イズ・オール・ユアーズ』の手応えや、音楽シーンにおける自身のスタンス、また日本で過ごした自由時間などについて語っている。
自らの活動を「周りからは隔絶された形で、自分たちのやりたいことをやり続けてきた」と振り返るジョーは、バンドを取り巻く状況が巨大化しつつあることについて次のように語った。
「恐らく5年前に突然、今の状況になっていたら頭がおかしくなっていただろうね。でもこれまで我を失うことなく、マイペースでやってこれて、ゆっくりと大きくなった感じだから、今はこの状況にも折り合いをつけていける」
「でも成功ってクセになる怖さがあるんだ、骨が折れたときと同じように。要するに無理してでも歩いているうちに、だんだん痛みに慣れてきて、それが当たり前になってしまう感じがあるんだ。そして、しまいには痛みを感じなくなるっていう。成功ってその感覚にすごく似てると思うよ」
彼らはこの後、ロラパルーザ出演を含む南米ツアーを経て、3月30日にはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでヘッドライナー公演の敢行を予定している。
『ロッキング・オン』4月号の詳細はこちらから。
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