ゲスの極み乙女。、映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の主題歌&挿入歌担当
2015.03.16 12:00
2015年6月27日(土)に全国ロードショーとなる映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の主題歌/挿入歌にゲスの極み乙女。の「ロマンスがありあまる/サイデンティティ」が決定した。ゲスの極み乙女。が映画の主題歌を担当するのは今回が初めてとなる。
映画『ストレイヤーズ・クロニクル』は岡田将生・染谷将太が出演する新世代アクション作品。物語は1990年代初め、ある極秘機関によって特殊能力を持った2組の子供達が誕生、映画ではその2組の壮絶な戦いの果てが描かれる。
本映画の主題歌に抜擢された経緯は、ゲスの極み乙女。の雰囲気/芸術性が、『ストレイヤーズ・クロニクル』の能力を持った若者たちと同様で、“最高のコラボレーションになる”と確信した映画プロデューサーの佐藤貴博(日本テレビ)が書き下ろしを依頼、アーティストサイドが快諾したことから実現したという。
今回、初の映画主題歌を担当するゲスの極み乙女。の川谷絵音(Vo/Gt)は、主題歌“ロマンスがありあまる”の書き下ろしについて、「まず台本を読んで少し暗く切ないイメージを持ちました。そのあと実際に主題歌が流れる部分の映像を見て、暗く切ないだけじゃなく前向きに疾走するイメージが足されて、そこからサビの歌詞、コード、メロディを作って一気に書き上げました。」と語る。
また、主題歌の楽曲を制作するにあたって「台本にあったセリフの一部分をそのまま歌詞のAメロの一部に使いました。映画の中でもかなりグッとくるセリフで“是非使わせて下さい”と制作側にお願いした所、快く承諾頂いたので使わせて頂きました。演奏面ではピアノ2台でのイントロやカオスパッドを使ったり、普段やらないことを多く盛り込みました。個人的にはピアノ、ギター、シンセ、カオスパッド弾いたりとかなり忙しい曲になってます。(笑)」と楽曲制作について語る。
そして主題歌制作後、出来上がった楽曲に感銘を受けた映画プロデューサーより、続けて挿入歌の依頼がきた川谷は「挿入歌が使われる部分の映像が意外なところで、この映像にどんな曲をあててやろうかとワクワクしました。挿入歌“サイデンティティ”は、映画の後半がよりドラマチックになるように計算して作りました。特にサビの爆発力は映像にかなり合っていると思います。」と話している。
また、主題歌“ロマンスがありあまる”と挿入歌“サイデンティティ”のタイトルの由来について川谷は「僕が作る曲は叙情的なもの(ロマンス)が多くて、それがありあまっている、すなわちそういうものばかりになっているという自分に対する皮肉をこの映画に重ねて“ロマンスがありあまる”というタイトルにしました。映画を見ていて漠然と感じたやるせなさが自分にとってはこれだったわけです。一方“サイデンティティ”はsigh(溜息をつく)とidentity(自己同一性)を含んだ造語で、アイデンティティがわからなくて溜息をついている様を表現しました。映画に出てくる若者たちが自分たちのいる意味を必死に探していて、でもそれが見つからないでいる様に重ねました。」と明かしている。
ゲスの極み乙女。のメンバーと岡田将生よりコメントが寄せられている。
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<川谷絵音(Vo/Gt)>
超能力を持った若者たちが戦う映画かと思いきや、それだけではなく対立する
それぞれのチームにドラマがあって、最初から最後まであっという間でした。
引き込まれすぎたのか終わったあと汗をかいていました。ここまで時間を忘れた映画はなかなかありません。
自分が作った曲が映画で流れるというのは夢のような出来事で、音楽家なら
必ず憧れることなので光栄です。早く映画館で聴いて実感を得たいです。
ストレイヤーズ・クロニクルとゲスの極み乙女。のコラボレーションを
是非映画館で感じてください。僕も5回くらい見に行きます。
<休日課長(Ba)>
アクションの迫力は鳥肌モノで、気付いたら背筋が伸びてました…。
また本作はアクションだけでなくじっくりと描かれた人間ドラマが特徴だと思います。
特殊能力を持つゆえの責任を、歳若くして背負わなければいけない重圧、苦難、葛藤…。
でもそこでそれぞれの人間としての心が集い大きな力となって立ち向かって行く展開に
胸がジンと熱くなりました。音楽をしていて映画館で自分の音が聴ける日が来るとは
思ってもみなかったのでお話を聞いたときは驚きました。しかもこんな素晴らしい作品に…
そして音楽で本作の世界観を演出することに携われた事がとても嬉しかったです。
「ストレイヤーズ・クロニクル」の世界を是非映画館でどっぷり体験してください!
<ちゃんMARI(Key)>
最後までドキドキが止まらない映画だと思います。演者さんたちのお芝居も、
それぞれのキャラクターの葛藤が見えて、本当に引き込まれます。
映画のエンドロールに流れる音楽って重要な役割だと思っていて、
この映画の音楽に関われることをとても嬉しく思います。心して見よ!コポゥ!
<ほな・いこか(Dr)>
最初に「ストレイヤーズ・クロニクル」を拝見させていただいたときは、
まだ音楽も効果音も入っていない状態でした。それでも無我夢中で観ていて心奪われました。
ここに私たちの音楽が入るのか!と緊張しておりましたが、主題歌という形で
参加できてとても光栄です。初めて主題歌のお話を頂いたときは、2、3回聞き直しました(笑)。
あの大きなスクリーン、音響環境でゲスの極み乙女。が流れること。想像しただけで幸福です。
映画と音楽がリンクして、心に残る作品になっていると思います。目と耳を全開にしてお楽しみください。
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<岡田将生>
大好きな瀬々監督作品に大好きなゲスの極み乙女。が主題歌になりました!
作品を撮ってる時は毎日聴いてました。これで僕もゲスになれた気がします。
「ロマンスがありあまる」最高すぎます!
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映画情報は以下の通り。
●映画情報
『ストレイヤーズ・クロニクル』
公開日:2015年6月27日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー
監督:瀬々敬久(『ヘブンズストーリー』、『アントキノイノチ』など)
原作:本多孝好「ストレイヤーズ・クロニクル」集英社刊
キャスト:岡田将生 染谷将太 成海璃子
松岡茉優 白石隼也 高月彩良 清水尋也 鈴木伸之 栁俊太郎 瀬戸利樹 黒島結菜
豊原功補 石橋蓮司 伊原剛志
脚本:喜安浩平(『桐島、部活やめるってよ』“第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞”)、瀬々敬久
音楽:安川午朗(『八日目の蝉』日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞、『どろろ』、『ヘヴンズストーリー』)
撮影:近藤龍人(『私の男』『桐島、部活やめるってよ』ほか)
アクション監督:下村勇二(『GANTZ』、『プラチナデータ』、『図書館戦争』)
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/strayers-chronicle/
公式ツイッター:@strayers_c ハッシュタグ:#ストクロ
(C) 本多孝好/集英社 (C) 2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会