サム・スミスの『イン・ザ・ロンリー・アワー』はザ・ビートルズ以来初めてという記録を達成している。
サムのデビュー・アルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』はイギリスで昨年の5月にリリースされて以来、12か月にわたってアルバム・チャートのトップ5圏内に居続け、ファースト・アルバムではビートルズ以来という記録を打ち立てることになった。
なお、ビートルズはファースト『プリーズ・プリーズ・ミー』リリースから51週連続でトップ5圏内に留まるという記録を打ち立てていて、さらに通算では56週にわたってトップ5圏内という記録を保持している。ファースト・アルバム以外でほかに同等の記録を保持している作品はサイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』で、1970年に52週連続でイギリスのアルバム・チャート・トップ5圏内に留まる記録を樹立し、通算84週連続トップ5圏内という記録もその後打ち立てている。
サムは今回の記録について次のように語っている。
「今回の数字については純粋にすごく変な気分になるんだけど、それと同時に狂おしいくらいに嬉しくもあって、アルバムを買ってくれた全員に感謝したくなるんだ。だから、もうそんなにロンリーじゃないんだよ!」
サムは先月声帯の出血がみつかり、手術が必要になったため、その後の来日公演やオーストラリア公演やヨーロッパ公演を中止せざるを得なくなった。中止が決定した際、「ここ10日間ほど声帯の調子を戻そうといろんな努力をしてきたけど、回復していなくて、結局、手術が必要になったと発表しなくてはならなくなったことを本当に残念に思います」とインスタグラムで発表していた。
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