薬物依存症を克服したエミネム、今では筋トレ依存症?
2015.08.06 18:25
新録曲"Phenomenal"や"Kings Never Die"を収録した映画『Southpaw』のオリジナル・サウンドトラックを8月4日(火)にリリースし、ドクター・ドレーがアイチューンズとアップルミュージック限定で8月7日(金)にリリースする『Compton: A Soundtrack by Dr. Dre』にも参加しているエミネムだが、一時肥満で100キロ越えをしたあとで1日27キロものランニングを行っていたことを明らかにしている。
エミネムは処方薬依存症に陥った時期に100キロを越えるほどの肥満に陥ったというが、その後依存症を脱した後はワークアウトに徹し、67キロまで体重を落としたとメンズ・ジャーナル誌に明らかにしている。その状況をエミネムは次のように語っている。
「(依存症治療の)リハビリ施設を卒業できたあとで、まずは体重を落とさなきゃならなかったんだけど、それと同時にしらふでずっといられる方法を考えなきゃならなかったんだ。でも、基本的に俺ってすっかり泥酔くらいしないと、なかなか寝付けないっていう悩みがあってね。それでランニングを始めたんだよ。ランニングは(長時間続けると)エンドルフィンでハイになってくるから寝付きやすくなるし、だから完璧だったんだ」
「まずは目が覚めたらスタジオに入る前に13キロ半くらい走ってくるんだ。それで家に帰ってきたら、また13キロ半くらい走る。そのうちなんだかカロリーについて強迫性障害にみたいに気になるようになってきちゃってさ、それでもう1日2000キロカロリーくらい燃やさないと気が済まなくなってきちゃってね。それでもうひたすら走り続けてたら、そのうち怪我しちゃったんだ。走る時の衝撃のせいで股関節屈筋が断裂気味になってきちゃってたんだよ」
そこでプロ・トレーナーのショーン・Tが開発し、数あるDVD減量プログラムやトレーニング・プログラムなどでも最も過酷ともいわれるインサニティ・ワークアウトをランニングと併用することを思いついたという。
「インサニティ・ワークアウトを始めてみて、ちょっとルーティンを変えたんだよね。1日インサニティをやったら、その日はそれだけにして、翌日はランニングだけやるという感じでね。でも、どっちもやるのはやっぱりかなりしんどくなってきたから、そのうちランニングの方をやめることにしたんだ。というわけで、インサニティに軍配が上がったというわけだね。それからしばらくして……いろいろ混ぜ込んでいくようになったんだ。一時期P90X(インサニティを出しているビーチ・ボディ社によるウェイトやベンチを使った筋トレ・プログラム)に手を出してみたんだ。これはやっぱり腹筋系では一番きつい筋トレだから今でもやってるんだけどね……今じゃ毎朝スタジオに行く前は自宅でボディ・ビースト(ミスター・イスラエルとして有名なイスラエル出身のボディ・ビルダーのサギ・カレフによるボディ・ビル・プログラム)をウェイトやベンチや懸垂棒を使ってやってるんだ。まあ、俺のことだからね、あのボディ・ビーストのやつ(カレフ)のちょっとやり過ぎな感じが俺にはちょうどいいくらいんだよ」