対バン相手は彼らが尊敬を寄せるBIGMAMA。先攻のBIGMAMAが放った圧倒的なステージの余韻が残る中、First Love is Never Returnedはその想いを受け取り、自分たちの信じる音で丁寧に世界観を作り上げていく。リスペクトを込めた視線の先に自分たちらしい音で挑んでいこうとするその気概が、ライブが始まった瞬間の空気からひしひしと伝わってきた。
ツアー初日ということもあり会場にはどこか張り詰めた緊張感が漂っていたが、その緊張さえも味方につけたかのように次々と放たれる圧倒的なクオリティの楽曲が、5人が鳴らした一音一音によって鮮やかに夜を彩っていく。
彼らのライブを観るのは昨年9月に開催されたワンマンライブ以来だが、今回は今まで以上に心に響くものがあった。メンバー全員が「5人で音楽をやること」そのものを心の底から楽しみ、自分たちの音楽を届ける喜びに真っ直ぐに向き合っていたのだ。演奏しながらメンバー同士で交わされる視線や観客と一体感のある手拍子も含め、会場にいる全員がその空間を、ラブネバの音楽を等身大で楽しんでいた。
ツアータイトルにもある「LEAP OUT」──その名の通り彼らがここから更なる高みへと跳躍していく、その始まりの目撃者になれたことを心から誇りに思う。(伊五澤紗花)