レトロマイガール!!の曲は思わず「わかる」と頷いてしまう──その共感が、ライブではより鮮烈にリアルに鳴っていた

レトロマイガール!!の曲は思わず「わかる」と頷いてしまう──その共感が、ライブではより鮮烈にリアルに鳴っていた

レトロマイガール!!の楽曲を聴いていると、私は心の中で何度もうなずいてしまう。

《君は君といるときの私だけを見ていた/だからうまくいかなかった/綺麗なところだけ食べないでよ》(“Blur”)。
《私を捨てた君の生活がいつまでも/ちゃんと綺麗に割り箸割れないといいな》(“きみがいつまでも”)。
──思ってはいるけど、自分の心の中で留めておいたくらいの小さくてもやもやした気持ちを、代わりに吐き出してくれる。
まさに自分を代弁してくれているのではと思ってしまうくらいの図星感、その瞬間の衝動や感情の輪郭が、ライブではさらに鮮明に迫ってきた。

以前のインタビューで、あやき(B)とひらおか(Dr)が「花菜(Vo・G)の作る曲が純粋に好き」と語っていたが、先日のO-Crestでのライブを観て、その言葉の真意がさらによくわかった。3人が楽曲そのものを世界観を大切に音を鳴らしているからこそ、感情の揺れがより解像度高く丁寧に浮かび上がり、私の「図星」を射抜くのだ。

キャッチーな軽やかさと、3ピースのストレートな強さを兼ね備えたバンドサウンドの奥で、ちゃんと誰かの生活や感情が鳴っている。だからこそ、レトロマイガール!!の楽曲は「自分の感情」として入り込んでくる。日常の痛みも楽しさも肯定できた爽快感が、終演後、 気持ちよく私を包み込んだ。(成瀬諒花)


レトロマイガール!!のインタビュー記事はこちら

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