プリンス、レコード契約は奴隷制と同じだと語る

プリンス、レコード契約は奴隷制と同じだと語る

新作『HITNRUN』を今年中にリリースすると明らかにしているプリンスは、レコード会社とのレコード契約とはレコード会社の奴隷になることだと警告を発している。

アメリカの公営ラジオ放送局のNPRの取材を受けたプリンスは「レコード契約というのは、ぶっちゃけ言っちゃうと、奴隷制と同じだよ。どんな若いアーティストにもぼくはやめておけって言うよ」と語っている。

さらにストリーミング・サービスについても、アーティストが自分の取り分を守ってなるべくレコード会社に分け前を取られないようにすることが重要だと次のように語ったという。

「出所が自分のものであれば、自分たちの必要に応じていろいろ作品を出せるようになるんだよ。ジェイ・Zは自腹で1億ドル(約124億円)出して自分の(ストリーミング・)サービス(タイダル)まで作っちゃったわけだよね。自分たちのためにいろんなものを所有しようとしているアーティストに対してはみんなで応援していくべきだと思うよ」

なお、プリンスは新作『HITNRUN』をまずはタイダルから独占的にリリースし、その後CDなどでリリースしていく予定になっているとも語ったという。

プリンスは自分の音源のマスター音源の所有権をめぐって90年代に契約していたワーナーと激しく対立していたことで知られている。1996年にワーナーとの契約を終えたプリンスは以後、CD3枚組となった『イマンシペイション』を筆頭に、インディ・アーティストとして作品ごとにメジャー・レーベルと販売契約を交わすという形でリリースを行ってきている。
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