10月10日にダウンロード版が発売されたレディオヘッドのニュー・アルバム『In Rainbows』。同作品の1枚組CD版のリリースについては、これまで何度かNews Todayでもお伝えしてきたが、10月23日付のアメリカの新聞紙『New York Times』の伝えるところによれば、新規の契約レーベルは、イギリス、アメリカともにインディ・レーベルになる気配が濃厚だという。アメリカでは、これまでのレディオヘッド作品に深くかかわってきた元キャピトル・レコードのプロモーション&マーケティング担当のスタッフが現在在籍するATO RECORDS。また、バンドからは、一定期間アルバムの販売をレーベルに対して許可し、音源の所有権はバンドが保持する、という契約形式が提案されているという。
なお、現在のところ、ダウンロード版『In Rainbows』は、正式なアルバム・ジャケットが発表されていない。そのため、多くのファン・サイトなどで、自主的にアルバム・ジャケットが制作されたりしている。『キッドA』や12月に発売される『In Rainbows』のボックス・セット(公式サイトに商品写真あり)などレディオヘッドのアートワークの多くを手がけるスタンリー・ダンウッドが、10月24日にBBC Radio4の番組に出演。NME.comによれば、その際なぜ現在『In Rainbows』ダウンロード版のジャケ写が流通していないのか、裏話を披露したという。ダンウッドによれば、『In Rainbows』のためにジャケット・デザインはしたものの、(制作)グループはこれを保留することにしたのだという。ダンウッドは「1タイプ(最終形)のアルバム・カバーがあったが、アルバムがMP3でのリリースになったので、我々はそれを使用しないことにした」「それは土壇場の決定だった。(世に出す)準備はできていたのに」とコメントしている。果たして、この画期的なリリース形態が以前から緻密に計画されていたものなのか、成り行きで急遽進行されていったものなのかは現在のところ不明だが、少なくともダンウッドにとっては寝耳に水だったよう。一方で、超機密事項としてこのリリース計画がかなり限られた範囲の人間の間で進められていたとも受け取られる。
レディオヘッド新作のCD版、米での発売レーベル決定か?
2007.10.24 23:14
