凛として時雨・TKが音楽を作り続ける理由とは? 新作『es or s』に見た「自分自身」を語る


9年ぶりのミニアルバム『es or s』をリリースする凛として時雨。
現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』 10月号では、初の海外レコーディングを行い、ベルリンのハンザススタジオで制作された今作について、TKが語るインタヴューが掲載されている。

「海外で録ったからといってすべてのバンドが良くなるわけでもないでしょうけど、僕はリズムセクション録った時にすごく自分の音楽には合うなって思いましたね。すべてに対してポテンシャルが100パーセント以上引き出されてるような感じ」

音に関して確かな手応えをつかんだという『es or s』。インタヴューでは、その制作中のエピソードに加え、さらに深く、TK自身の音楽への向き合い方を追求。

「(初の音源を出してから10年が経って)あんまり進歩してるイメージはないんで、ずっと同じ場所を歩いている、ただの足踏みです。ずーっと……処女作みたいな感じ(笑)。ずーっと同じところにいる、みたいな感じなんで」

「自分にとっては音楽に対して確かなものっていうのはすごく少ない。自分が音楽をやることで人に何かを伝えたいのか、救ってほしいのか、まったくわからなくて」

ソロとバンドが与える影響にも触れながら、潜在意識に秘められた思いをあぶり出すように、彼らしい言葉で熱く語っている。
揺るぎない世界観を創りだすTKの真髄が見える、貴重なテキストは必読だ。

ROCKIN'ON JAPAN 2015年10月号 詳細はこちら。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/129770