HEY-SMITHの「Bowline」、堂々完結! Crossfaith、グドモ、POTSHOT、PUFFYら熱演!
2015.10.13 21:20
今月12日にZepp NAMBAでHEY-SMITHがキュレーターを務めたイベント「TOWER RECORDS presnts Bowline2015 curated by HEY-SMITH & TOWER RECORDS」が開催された。同イベントが大阪で開催されるのは「Bowline」史上初となり、HEY- SMITHが「会いたい人」というテーマでキャスティングが行われた。
Crossfaithは登場から「一緒に遊ぼうぜー!」と会場に呼びかけ、“System X”、“Xeno”、“Devil's Party”など、最新アルバム『XENO』からの楽曲を披露。ラストナンバーとなった“Countdown To Hell”では「最後は俺たちのやり方で終わらせてくれ!」というKoieの言葉にフロアの人垣が左右へ裂かれ、「中指あげろー!」という雄叫びを合図に、オーディエンスたちは再び入り乱れ、ひとつに。日本、海外のシーンで鍛え抜かれた彼らのライヴは本当に激しく、ドラマティックだった。
DUB 4 REASONの3人がラフな雰囲気でステージ上に現れるや否や、軽妙なデジタルサウンドと裏打ちの“SHOUT DUB”からのスタート。「暗黒ダンスミュージックとか言われてますけど、俺らめっちゃポップなバンドだから!」とMASTER Kはオーディエンスに訴え、次曲の“ANARCHY AND DUB”では気怠さを孕んだヘヴィーなサウンドを披露。インストで構成された彼らの音楽は、言葉以上に強い印象を与えて終了した。
グッドモーニングアメリカのオープニングは、たなしんが客席から登場。オーディエンスに支えられながら、「ファイヤー!!」の掛け声でライヴがスタートした。“未来へのスパイラル”、“コピペ”でフロアのテンションを煽り、続く新曲“ディスポップサバイバー”では、オーディエンスと息の合ったコール&レスポンスで一体感を生む。ラストの“空ばかり見ていた”の後、鳴り止まない拍手の中メンバー全員が深くお辞儀をしていた姿が印象的だった。
KenKenが「世界で一番かっこいいファンクミュージックをやろうと思って、このバンドを結成しました!」と口にしたLIFE IS GROOVE。冒頭の“PARTY ON”からグルーヴィなサウンドを鳴らし、“ゴロワーズを吸ったことがあるかい”では、KenKenの盟友・N∀OKI(ROTTENGRAFFTY)が飛び入り参加し即興のライミングを披露。ラストは、ムッシュかまやつの代表曲であるザ・スパイダーズの“バンバンバン”のセッションで幕を閉じた。
POTSHOTは“POTSHOT IS COMING”、“BE ALIVE”、“RADIO”とアッパーな曲を披露し、フロアは呼応するようにスカダンスを始める。RYOJIの「絶賛解散中のPOTSHOTです!」という自虐的なMCでは、オーディエンスから笑いと歓迎の拍手が鳴った。新曲“FIGHT TOGETHER”に続いて「猪狩からのリクエストです」という言葉から始まった“UNDER THE BLUE SKY”で、場内のボルテージは最高潮に。多くのファンを魅了した。
この日の紅一点として登場したPUFFY。ロックナンバー“boom boom beat”を皮切りに、“愛のしるし”、“これが私の生きる道”などのヒットチューンを披露。オーディエンスは、身体をゆるく左右に揺らし、一緒にメロディを口ずさむ。「カニ食べいこう〜!」とマイクを向けられたオーディエンスが大合唱で応えた“渚にまつわるエトセトラ”に続いて、最後は“アジアの純真”。ポップアイコンとしての貫禄さえ感じさせた。
トリを飾ったのは、このイベントのキュレーションを務めたHEY-SMITH。彼らの復活を心待ちにしていたであろうファンたちが所狭しとフロアにひしめきあう。スタートの合図となった“Endless Sorrow”から客席は熱気に包まれる。“Drug Free Japan”、“Jump!!”など、ひたすらボルテージを上昇させる曲が連続投下し、「俺は音楽しか信じていない!音楽はお前らが思っているより尊いんじゃ!ダウンロード出来るもんならやってみろ!」という猪狩の言葉から始まった“Download Me If You Can”、自身のルーツから生まれた“Skate Or Die”を披露しステージを後にした。アンコールに呼び込まれステージに再登場した彼らは、“True Yourself”、そしてCrossfaithのKoieを招いての“Come Back My Dog”を熱演。「裏に行ったらあと30秒あるって言われたから、30秒で終わる曲やります!」と最後に、“Teenage Frustration”が演奏され、このイベントは幕を閉じた。
セットリストは以下の通り。
●セットリスト
【Crossfaith】
1.System X
2.Xeno
3.Monolith
4.Ghost In The Mirror
5.Devil’s Party
6.Omen
7.Countdown To Hell
【DUB 4 REASON】
1.SHOUT DUB
2.ANARCHY AND DUB
3.WICKEDUB
4.CRISIS DUB
5.ETERNAL RIGHTS
【グッドモーニングアメリカ】
1.未来へのスパイラル
2.コピペ
3.ディスポップサバイバー
4.キャッチアンドリリース
5.ハローハローハロー
6.空ばかり見ていた
【LIFE IS GROOVE】
1.PARTY ON
2.Today’s Song
3.Brain Food MaMa
4.ゴロワーズを吸ったことがあるかい
5.バンバンバン
【POTSHOT】
1.POTSHOT IS COMING
2.BE ALIVE
3.RADIO
4.FIGHT TOGETHER
5.UNDER THE BLUE SKY
6.LOVE CHANGES EVERYTHING
7.SHE IS CUTE
8.PARTY
9.EVERY RAIN LETS UP
10.FREEDOM
11.MEXICO
12.CLEAR
【PUFFY】
1.boom boom beat
2.愛のしるし
3.これが私の生きる道
4.Hi Hi
5.赤いブランコ
6.誰かが
7.渚にまつわるエトセトラ
8.アジアの純真
【HEY-SMITH】
1.Endless Sorrow
2.Drug Free Japan
3.Living In My Skin
4.Like A Gentleman
5.Jump!!
6.Stand Up For Your Right
7.The First Love Song
8.Lonely With Everyone
9.We Sing Our Song
10.Download Me If You Can
11.Skate Or Die
en1.True Yourself
en2.Come Back My Dog
en3.Teenage Frustration