12月2日にマンチェスターのO2アポロでライヴを予定しているノエル・ギャラガーは、自分の息子ふたりが音楽方面に進むことについてはまんざらでもないのだが自分から仕向けるつもりはまったくないことを明らかにしている。
先週ロンドンで開催されたQ誌開催のQ賞授賞式に出席したノエルはエンタメ・ニュース・サイトのバング・ショービズの取材に応えて、息子のドノヴァンとソニーにバンド結成を勧めるかという問いに次のように答えている。
「しないかな、俺たちがファッキン偉大だったからね。それはわかるだろ。知ってるかどうか知らないけど、オアシスって7千万枚くらいアルバム売ったんだよ。オアシスは最高だったけど、いつまでも続けられるもんでもないんだよな」
さらに、音楽についての指南もなにもするつもりはない、と次のように語っている。
「おかしいのは、俺は誰からもなにも学んだことがないし、だから誰にも教えられないんだよ、なんか不思議と自分でできちゃっただけだから。息子の部屋にはドラム・セットとギターがあるんだけど、どっちの楽器も同時にやるつもりなのかどうかもよくわからないんだけどね。それと左利きっていうのもちょっと気になるところなんだな」
「俺の見方では、家の中に楽器が転がってれば、いずれ息子たちも手を出すはずだというものなんだ。だから、3時から15分間ギターの練習だぞ、とかそういうことは俺はしないんだよ。やるんならやるし、やらないんならやらない、ってことにしかならないから」
さらに息子たちの音楽の趣味については次のように説明している。
「まあ、俺のものを聴いてないのは間違いないよ。二人ともヒップホップはよく聴いてて、これがちょっと腹立つんだよな。基本的にどっちもママが聴くものを聴いてるわけで、ママの趣味はアーバンだからなあ。正直言って、俺はヒップホップってまったく興味が湧かないから」
また、子供たちとの関係については、前妻メグ・マシューズとの娘でタレントとしても活躍しているアナイスに触れて次のように語っている。
「10代になる娘とは間違いなく今一番うまが合うな。現時点で娘とは、まったくわだかまりのようなものはないから。息子二人は10年経ったらティーンエイジャーになってるし、10年後になったらどうなってるかなんて誰にもわからないからな」
なお、12月2日のライヴはイギリスのラジオ局XFMがレディオXと改編されたことを受けて各地でキャンペーンとして行っていくライヴで、マンチェスターではノエルがライヴのアクトとして指名され、ゲストとしてジョニー・マーが参加することも明らかになっている。