シニード・オコナー、自殺未遂の末に家族との絶縁を宣言


先週末から自殺未遂騒動が伝えられているシニード・オコナーは家族との関係を一切断つことを宣言している。

シニードは先週末からフェイスブックに不穏な書き込みを続けていて、大量の薬物を服用したとも報告し、自殺をほのめかしていたが、その後アイルランド警察に保護され、無事であることが確認されたという。

騒動はシニードの交際相手でシニードの息子シェインの父親であるフォーク・ミュージシャンのドーナル・ラニーとの対立が発端となっていて、ドーナルがシニードは精神科の治療を受ける必要があるとして息子シェインに会わせようとしなかったことから大事に発展してしまったようだとビルボード誌が伝えている。

この時の書き込みでシニードはドーナルのほか、プロデューサーのジョン・レイノルズとの間にもうけた長男のジェイクやその交際相手についても自分から息子シェインを遠ざけたとして非難していて、「この二晩のことでわたしの人生は終わりました。薬を大量に飲みました。ほかに尊厳を保てる方法がありません。自宅にはいません、アイルランドの某所にあるホテルで、偽名で泊まっています。この書き込みをしていなかったら、子供たちや家族にも行方は絶対にわからないはずです。誰にも少しも気をかけてもらえなくてその前の2週間も死んだような思いでした。たとえ数週間前に死んでいたとしても誰にも気づかれなかったことでしょう。わたしがゴミのような人間で構うに値しない存在だからって、子宮や卵巣まで切り取られた後で、息子の具合が悪くなっている時にまでこんな仕打ちを受けるべきものなのでしょうか」と長々と綴り、物議をかもしていた。

警察に保護されたシニードは病院に担ぎ込まれたが、その後の書き込みによれば、彼女はダブリンのホテルで意識不明に陥り、病院で意識を取り戻したという。ただ、病院で自分が昏睡状態にあった時に家族らが様子を見に来たことを知らされ、自身の息子であるジェイクとロイジン兄弟、その末弟にあたるシェインの父ドーナル、そして娘イェシュアの父のフランク・ボナディオらを名指しで偽善者と罵倒している。さらに次のように家族との絶縁を表明している。

「二度と会いたくありません。わたしから息子たちを取り上げて。病院にまでわざわざ来ても、わたしが目が覚める前にいなくなって、こっちから電話をかけても出ないほどの偽善をはたらくなんて。あなたたちはわたしにとってはもう死人です。あなたたちは母を殺しました。あなたたちはわたしから息子たちを取り上げました。あなたたちはわたしを3か月もほったらかしにしていたんです! わたしが意識を失っている間、あなたたち偽善者がバカ面をここで揃えていたなんてことをなんで知らされなくちゃいけないの! それからさっさといなくなって電話に出ないなんて?」

さらにシニードは「あなたたちは子供をさらう人殺しです」とまで非難している。

なお、シニードは今年の夏に子宮全摘出手術を受ける予定であることを明らかにしていた。