ボブ・ディラン、過去の音源や映像、手書き歌詞他をすべてオクラホマの大学などに売却

ボブ・ディラン、過去の音源や映像、手書き歌詞他をすべてオクラホマの大学などに売却

ボブ・ディランはこれまで手元に保管してきた音源、歌詞原稿、写真、映像、契約書や書簡など6千点以上をオクラホマ州にあるタルサ大学とジョージ・カイザー家財団にすべて売却したという。

物量的にはトレーラー車2台分にも及ぶそうで、たとえば、音源に関していえば、アルバム・レコーディングの全セッション音源のほか、ライヴの映像や音源もおびただしく保管されていて、ライヴ記録に関しては数百点に及ぶはずだと今回の資料のキュレーターとなっているマイケル・チャイケンがローリング・ストーン誌に語っている。

たとえば、チャイケンがこれまでに耳を通した音源には1997年の『タイム・アウト・オブ・マインド』のまったく別ヴァージョンがあり、これはキーボードでセッションに参加していたジム・ディッキンソンがプロデュースを手がけた音源だという(最終ヴァージョンのプロデューサーはダニエル・ラノワ)。チャケインはさらにカントリー系のルーツ・ミュージックに傾倒した67年作『ジョン・ウェズリー・ハーディング』の全セッション音源も聴いたそうで、"見張塔からずっと"のとてつもない別テイクが数種あったと語っている。

また、映像では1967年のドキュメンタリー作品『ドント・ルック・バック』の未使用映像30時間分、エレクトリック・サウンドへと転向した66年のツアー映像30時間分、アルバム『欲望』を生んだ75年のローリング・サンダー・レヴュー・ツアーの映像50時間分、さらに70年代末にキリスト教に入信したゴスペル期のトロントのライヴ映像なども確認したという。

また山のように存在する歌詞原稿など、将来的にすべてタルサへと運び、同市のギルクリース博物館のオフラインの端末で公開していく予定だという。ただ、このアーカイヴからの音源リリースに関しては従来通り、ソニーから行われることになるそうだ。
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