電気グルーヴ、18曲ノンストップメドレーでZeppを完全掌握!怒涛のワンマンライヴレポ

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2016年3月9日、電気グルーヴによるワンマンライヴ「お母さん、僕たち映画になったよ。」の東京公演・2日目が、Zepp Tokyoにて行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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25年の活動史を総括するドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-』の公開(昨年12月から今年1月にかけて2週間限定公開だったのが各地で延びに延びて、結局下手したら普通の映画より長い公開期間になった。大根仁監督曰く「終わる終わる詐欺」)を記念して、大阪はZepp Nambaで1本、東京はZepp Tokyoで2デイズ行なったライヴ「お母さん、僕たち映画になったよ。」の最終日。
ステージの幕が開くと巨大LED画面がまんなかにひとつ、その左右に縦長のLED画面が4つずつというステージセット。中央LEDの上がブースで、石野卓球とサポートのagraphこと牛尾憲輔こと牛若丸剣(「というステージネームに本日からなりました」と開演直前に卓球がツイート)、ふたりともサングラス装着。そしてその真下、ステージ中央には、両手で青と白のパラソルを掲げたピエール瀧が立っている。
卓球、「オーイェー、めっちゃ平日! 電気グルーヴでございます!」とひとこと、“Hello! Mr.Monkey Magic Orchestra”でスタート。「ハローミスターモンキーマジックオーケストラ!」「ヘイ!」のコールでフロアが存分にジャンプしまくったところで、LEDに「KISS KISS KISS」の文字が何度も現れ、”Shangri-La”か!? と思わせて2曲目“Falliln’ Down”にノンストップでなだれこむ。という、始まり方でした。
以下、セットリスト。

01. Hello! Mr.Monkey Magic Orchestra
02. Fallin’ Down
03. Missing Beatz
04. SHAMEFUL
05. 新幹線
06. 愛のクライネメロディー
07. Baby’s on Fire
08. スコーピオン2001
09. バロン ダンス
10. あすなろサンシャイン
11. カメライフ
12. TKO テクノ クイーン
13. Fake it!
14. Love Domination
15. FLASHBACK DISCO
16. ジャンボタニシ
17. N.O.
18. かっこいいジャンパー
(encore)
19. HAPPY BIRTHDAY

以上、セットリストでした。以下、印象に残ったこと、箇条書きにします。

・セットリストをご覧いただければわかるとおり、全体の2/3ぐらいがここ最近のライヴでよくやる曲と時々やる曲で、1/3ぐらいがレアな曲。
特にレアなのは、まず、『VOXXX』収録の“愛のクライネメロディー”。これ、下手したら『VOXXX』リリース時のツアーでもやってなかったかも、ってことはライヴでやったの、もしかして初めて? というくらいレア(記憶違いだったらごめんなさい)。
あと、卓球ソロ曲の“Love Domination”をやったけど、2015年7月のリキッドルームでも、同じくソロ曲の“Stereo Nights”をやっていた。何か、そういうモードなのかもしれません。

・おなじみの曲も含めて、映像はすべて一新。どれもいちいち超かっこいい。“SHAMEFUL”のサビ前のドラムのタム回しが入るブリッジ部分で、昔懐かしい狂人ドラム大会の映像が出るなど、小ネタもあちこちにちりばめられている。あと、前述の「“Shangri-la”かと思ったら別の曲」的な感じで、この日プレイされなかったいろんな曲たちのパーツも、あちこちにちりばめられていた。
それから、“TKO テクノ クイーン”の途中で、卓球が曲に合わせて有頂天の“一週間”を歌う、というような類いの小ネタもあり。ちなみに“一週間”、1986年に宝島から出たカセットブック『BECAUSE』の収録曲です。「あれ、今日ケラさん来てるのかな?」と、思わず終演後にTwitterを見ましたが、違いました。

・“TKO テクノ クイーン”もそうだけど、なんか全体に『VOXXX』の曲、多くないか? と、“ジャンボタニシ”あたりで気が付いて、数えてみました。5曲もありました。

・そして。なんと、本編全18曲、ノンストップでした。昨年暮れの「COUNTDOWN JAPAN 15/16」のステージでは全8曲ノンストップだった(詳しくはこちら http://ro69.jp/quick/cdj1516/detail/136107 )。それはまだわかるが、18曲とは。7曲目の“Baby’s on Fire”を越えたあたりで、「え、これもしかして最後までぶっ通し?」と思ったら、本当にそうだった。びっくりした。
アンコールで出てきてから約15分くらい、電気ワンマン恒例(最近では舞台挨拶でも恒例)、「石野卓球飲みながらMC」タイム。が、石野さんにつっこんだり軌道修正したりする役割の瀧さん、いつもより言葉少なで、「はー……」って黙る瞬間も、何度かありました。さすがに疲れたのだと思います。無理もないと思います。18曲ぶっ通しでやって疲れてない石野卓球ってなんなんだ。という不思議さもあります。

・そういえば。16曲目“ジャンボタニシ”で瀧、歌の入りを間違えて早く歌い始めてしまう、ということがあった。卓球が手でバッテンを出して止め、自ら正しい入りのタイミングで歌い出して修正。2コーラス目で卓球の「今度こそは!」という言葉に続いて瀧、「♪ジャーンーボータニーシはー」と見事にキメたが、あれも疲れからくるミスだったのかもしれません。そうじゃないかもしれませんが。

・シメについて。「石野卓球飲みながら延々MC」の最後に、会話のはずみで「なんでもないようなことが幸せだったと思う」と口にしてどかーんとウケ、瀧とハグしあい、「オイ!」「パンク!」「武!」「豊!」「ドン!」「タコス!」というコール&レスポンスから(急に振られたのに誰も動じず普通に返していたお客さんたち、さすがだと思った)「今日誕生日の人いる?」と手を挙げさせ、「ハッピーバースデー!」と、『VITAMIN』の1曲目であるラストチューンに突入。
フロアを喜ばせ放題喜ばせ、アウトロのスチャダラパー“Trio The Caps”をサンプリングしてるところではその部分のリリックをLEDに連発で表示し、曲が終わると瀧の背中にピョンと飛びのり、おぶわれたまま姿を消しました。
あの去り方、かなりの萌えポイントでした。自分で書いてて自分が気持ち悪いが。

というわけで、映画公開記念ライヴ、というだけでなく、今年の電気のライヴはこういうモードで行くんだな、ということを示す新鮮さにも満ちたライヴでした。そういえば、「夏フェスとかいっぱい出るから」とも言っていた。
楽しみです。で、ぜいたくかもしれませんが、その前にオリジナルのニューアルバムなんか出たりすると、さらにうれしいです。(兵庫慎司)

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