奇妙礼太郎、弾き語りワンマン拍手喝采で終了! 即興から松田聖子カバーまで
2016.05.10 15:05
奇妙礼太郎が、今月7日に東京・上野恩賜公園の野外ステージにて弾き語りによるワンマンライブ「奇妙礼太郎 独演会」を開催した。
オープニングのSEはドナ・サマーの“HOT STUFF”。会場から自然と沸き起こったクラップに合わせて、白の着物に長羽織をはおった和装でステージに登場した奇妙は、扇子を振りながら観客の声に応え、「これで弾けるかどうかわからないけどやってみよう」と話しながらアコギを手にし、天才バンド“天王寺ガール”でライブをスタートさせた。1曲を終えたところで早くも羽織と足袋を脱ぎ、同じく天才バンドによる失恋ソング“恋のマジック”を響かせた。
その後、奇妙は“45回転”“十円の裏”“カトリーヌ”と、ライブでの定番曲を連発し、時にはマイクを使わずに会場とのコール&レスポンスで盛り上げた。続くMCで「時間が合ったからこのあたりをメモしてた」と話した彼が、浅草橋から花やしき、浅草公会堂を経て、上野動物園へと向かうご当地ソング“上野〜浅草”を即興で披露すると、会場からは拍手があがった。
弾き語りによるソロライブは事前にセットリストを決めず、その日、その場所のムードに合わせて歌うのが通例。曲の途中で「おかしいな?」と首をひねり、チューニングを始めた天才バンドの“firefly”のパフォーマンス中に突如、「スペシャルゲスト!」と叫び、ステージ袖に視線を集めた――が誰も出てこない。すると、パフォーマンスを続ける奇妙の歌に、次第にハーモニ−が重なり始め、天才バンドの Sunday カミデが紋付袴で登場。歓声を浴びた彼は、「僕の出番、アンコールだと思ってました」と苦笑しながら急いでステージにあがったことに加え、“firefly”が奇妙と初めてステージを共にしたクラブの名前であることを明かし、最後に彼のピアノで松田聖子のカバー“SWEET MEMORIES”と天才バンドの“LOVE STORY”をメドレーでつなぎ、本編は終了。アンコールでは、再び2人で登場し、サントリーオールフリーのCMでカバーした“赤いスイートピー”を歌い上げていた。