【完全レポ】め組、Halo at 四畳半、LILI LIMITと競演! 自主企画「収穫祭」を目撃!

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め組が、6月17日にTSUTAYA O-nestで自主企画「め組の収穫祭」を開催した。RO69では、この模様をロングレポートでお届けする。

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今年2月の「め組の初売り」、4月の「め組の豊作祈願〜マイ・シンギン・イン・ザ・レイン〜」ときて、自主企画第3弾「め組の収穫祭」が開催。初のフルアルバム『恵』のリリースが7月6日に迫っているところだけれども、ちょっとフライング気味に収穫祭である。今回は、Halo at 四畳半にLILI LIMITという、上昇気流に乗った2組を迎えての初顔合わせ3マンになった。

●Halo at 四畳半 セットリスト
1. リバース・デイ
2. アメイジア
3. ペイパームーン
4. 春が終わる前に
5. シャロン

トップバッターは、この5月に初ワンマンを成功させた、渡井翔太(Vo・G)、齊木孝平(G・Cho)、白井將人(B・Cho)、片山僚(Dr・Cho)による4人組=Halo at 四畳半。渡井のイマジネーションが描く視界を、4人のサウンドでダイナミックに押し広げながら力強いスタートを切る。「音楽の力で、め組と、そして皆さんと、グッと距離を縮めたい」とか言っていたわりに、鮮烈にしてタイトな音像と昂った歌声は、「対バンキラー」という言葉が思い浮かぶほどのインパクトをもたらす。ミニアルバム『innocentpia』収録の“ペイパームーン”はしなやかなメッセージを運ぶ名曲で、“シャロン”までのあっという間の5曲、爆音の中にもくっきりとメロディが伝うステージを繰り広げていった。

●LILI LIMIT セットリスト
1. Festa
2. h.e.w.
3. Living Room
4. Kitchen
5. Girls like Chagall

続いては、7月13日にリリースされる『LIVING ROOM EP.』で、晴れてメジャーデビューするLILI LIMITだ。牧野純平(Vo)、土器大洋(G)、志水美日(Key)、黒瀬莉世(B)、丸谷誠治(Dr)が揃ったところで、さっそく“Festa”を繰り出すオープニング。知的で祝祭感溢れるサウンドと、牧野のクールな視線が伝える情景描写が混ざり合い、唯一無二のケミストリーを起こしながらパフォーマンスが続いてゆく。「ぼくらのサイン色紙が、Lastrumからソニーミュージックに変わりました…」と牧野が笑いを誘った後には、『LIVING ROOM EP.』収録の新曲“Living Room”と“Kitchen”が立て続けに披露される。どちらも、濃い情緒と厚みのあるダンスサウンドが際立つナンバーであった。リリースが楽しみだ。

●め組 セットリスト
1. 余所見
2. マイ・パルプフィクション
3. ホワイトタイガー(新曲)
4. 悪魔の証明
5. 脳内コンクール
6. キキ
7. ジュゴンの背中に乗って(新曲)
8. クラシックダンサー
9. 500マイルメートル
EN. HEARTFUL

そしてトリを務めるべく、め組の5人が登場。ボ・ディドリー・モデルの四角いグレッチを携えた菅原達也(Vo・G)が景気良く挨拶を投げかけるや否や、繰り出されるのは来るアルバム『恵』収録のファンキーポップ“余所見”だ。切なさ・情けなさを追い越して楽しげに弾けてしまうめ組のポップサウンドは、早くもクラップにハンドウェーブにと、オーディエンスを巻き込んでいった。続く“マイ・パルプフィクション”はもはやシングル音源とは別物の力強さと奔放さを備えている。

先に出演した2組に感謝の思いを伝えると、「夢の中の話なんですけど、ホワイトタイガーにンンーッ(ハグ&キスのジェスチャー)てやってたら、食われたって歌です」と意味不明な説明を挟み込んで新曲“ホワイトタイガー”へと持ち込む。意味不明だけど、下山拓也(B)のドライブ感溢れるベースプレイと富山京樹(G)のワウカッティングが小気味よく弾け、愛おしいメロディで無理やり納得させられてしまうナンバーであった。

『恵』のリード曲“悪魔の証明”は、この夜の22時にMVも公開(こちら→http://www.youtube.com/watch?v=m0Zmnnm9AOw)された、ホラー&コミカルな歌謡センスが光る一曲。で、大熊諒(Dr)は前回に引き続きレコーディング期間中の食事ネタトークに持ち込むのだが、作業が上手くいかない場合もまったく食欲が衰えないという下山をチクリ。どちらかというと出嶋早紀(Key)の方が記憶の中の逆鱗に触れたらしく、本気で怒り出してしまって面白い。下山の弁明は「だってしょうがなくね!? チキン南蛮おいしかったんだもん!」とのことである。

MCではそんなふうにユルユルだが、驚異のポップシンフォニー“脳内コンクール”では大熊がタメを効かせたビートで見事なグルーヴを生み出し、“キキ”での富山の熱いギターソロには菅原が思わず「上手いな!」と言葉を漏らす。本当にいいバンドだ。ここで、9月2日に初のワンマン「め組の嫁入り」を開催することを発表。そしてこちらもライブ初披露となる“ジュゴンの背中に乗って”では、出嶋のオリエンタルなキーボードフレーズが楽曲を彩っていた。「たとえば、原付の免許とって初めて乗るときの、うれしー!って気持ち」という楽曲説明は「?」だったが、やはり聴けばなんとなく伝わってしまうところが悔しい。

そして“クラシックダンサー”にBPMの速い“500マイルメートル”という、もはや鉄板のライブ曲で本編を駆け抜けてゆく。菅原の方から催促していたアンコールでは、今回も「恥ずかしいほどロマンチック」な美曲“HEARTFUL”を披露した。『恵』完成後もどんどん新曲を制作しているという報告もあり、やはり全体的にフライング気味なのだが、まずはアルバム『恵』。憎めないポップマジックの結晶である。ぜひともチェックして欲しい。(小池宏和)
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