Coccoがすべてを引き受けて「歌」と向き合い始めた理由――新作『アダンバレエ』を語る

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  • Coccoがすべてを引き受けて「歌」と向き合い始めた理由――新作『アダンバレエ』を語る - CUT 2016年9月号 発売中

    CUT 2016年9月号 発売中

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  • Coccoがすべてを引き受けて「歌」と向き合い始めた理由――新作『アダンバレエ』を語る - CUT 2016年9月号 発売中

2016年8月24日(水)に、アルバム『アダンバレエ』をリリースするCocco。現在発売中のCUT2016年9月号では、前作『プランC』以来1年10ヶ月ぶりとなった最新作を語るロングインタビューを掲載している。

「映画があまりにも楽しくて『こんなんじゃ罰が当たる』と思ったら毎日恐ろしくなってきた」

前作発売以降はライブもほとんど行っていなかったCoccoだが、2016年3月に岩井俊二監督の映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』に出演したことが、『アダンバレエ』制作への大きな動機になったという。「歌のことを無視できる」と思うほどに楽しかったという撮影の現場や、自分と大きく年の離れた役者との共演など、映画で得た経験が今作の持つ新たな力強さに影響したようだ。その証拠に、プロデューサーとして、バンドの年長者として、これまでとは違ったスタンスで取り組んだ今作の制作風景について、Coccoは次のように語る。

「コウ(Cocco)はもう大人だから、笑いたいわけよ。ギャグにしたいわけ。だから、間違ってたって、ピッチがズレてたって、全然それでいいんだって言いたかった」

こうしたCoccoの判断は、これまでになく演奏/歌/楽曲すべてが伸び伸びと解放された本作の作品性にも大きく現れている。今年、行われる5年ぶりの全国ツアーも含め、今後のCoccoの音楽活動への期待も高まる、必読のテキストだ。

CUT 2016年9月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143292
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