リック・ウェイクマン、デヴィッド・ボウイとイエスの間で揺れた当時の心境を語る
2017.01.03 10:42
新バンドARWとして来年から本格的に活動をスタートし、4月には来日公演も決定しているリック・ウェイクマン。現在発売中の『ロッキング・オン』2月号には、イエスとしての活動、デヴィッド・ボウイとの共演や、ARWを結成した経緯について語られたインタビューが掲載されている。
その中で『ハンキー・ドリー』でデヴィッド・ボウイと共演したきっかけについてリックは、以下のように語っている。
「“スペイス・オディティ”のレコーディング中に、メロトロンのサウンドをフィーチャーしたいと考えたデヴィッドに『誰かこの楽器を理解している人間を知らないか』と訊かれたトニーが、僕を推薦して電話してきてくれてね。この“スペイス・オディティ”への参加をきっかけに、アルバム『スペイス・オディティ』のいくつかのトラックでも起用してもらうことになった」
また、ボウイからバンドへの加入の誘いはなかったのか?という問いには以下のように返答している。
「実を言うと、かなりシュールな状況が発生してたんだ。デヴィッドは僕に、スパイダーズ・フロム・マーズの構想とプランについて話してくれた。ミック、ウッディ、そしてトレヴァーと一緒に是非バンドをやってほしい、とね。とても光栄だったよ。ところが、その前日にイエスからも、キーボード・プレイヤーとして加わってほしいというオファーがあってね。つまり24時間の間に僕は、スパイダーズ・フロム・マーズ、そしてイエスに加入するチャンスを与えられたわけ。実際とてもあり得ない決断だったけど、僕はイエスに加わることにしたんだ。僕としてはやっぱり曲作りに関わりたかったんだよ。イエスのほうが音楽を作るチャンスが多いと思ったんだ」
また70年代初期のプログレッシヴ・ロックが人気を博した要因や、イエス在籍時の節目となった作品、さらに先日他界した盟友クリス・スクワイアの死についても語った内容となっている。
公演の詳細は以下の通り。
●ライブ情報
「ARW ジャパン・ツアー 2017」
【来日メンバー】
ジョン・アンダーソン(Vo.)
トレヴァー・ラビン(G.)
リック・ウェイクマン(Key.)
リー・ポメロイ(B.)
ルイ・モリノⅢ(Dr.)
東京
4/17(月)、18(火)、19(水) Bunkamura オーチャードホール
チケット:S¥11,000 A¥10,000(座席指定)
ウドー音楽事務所:03-3402-5999 http://udo.jp/
大阪
4/21(金) あましんアルカイックホール
チケット:S¥11,000 A¥10,000(座席指定)
大阪ウドー音楽事務所 06-6341-4506 http://udo.jp/Osaka/
広島
4/22(土) 広島クラブクアトロ
チケット:¥11,000均一(スタンディング/ドリンク代別途)
広島クラブクアトロ:082-542-2280
名古屋
4/24(月) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
チケット:S¥11,000 A¥10,000(座席指定)
CBCテレビ事業部:052-241-8118
更なる公演の詳細は以下のサイトでご確認ください。
http://udo.jp/Artists/ARW/index.html
『ロッキング・オン』2月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143509?rtw2