2017年5月20日（土）に公開される『ピーチガール』で映画初出演にして主演を務めるHey! Say! JUMPの伊野尾慧。グループとしての活動、バラエティ、ラジオのレギュラーなどさまざまなフィールドで飛躍し続ける彼は、近年、俳優としても高い評価を得ている。『CUT』3月号では、これまでの出演作に触れながら、俳優・伊野尾に迫った記事が掲載されている。

ドラマ初出演となった2006年当時、目の前の役をただひたすら演じるだけだったと語る伊野尾。しかし、一昨年主演を務めた舞台『カラフト伯父さん』がきっかけで、芝居の難しさや楽しさを知ったという。同じ内容を何日も繰り返す舞台という独特の現場で、役との向き合い方が変わったようだ。

「自分自身の体調も日によって全然違うし、もちろん相手も違うわけで。そういう相手のことをくみ取ると、より気持ちが深まる――って言い方がいいのかはわからないけど、役と向き合えてるのかなと思いました」

昨年のTVドラマ『そして、誰もいなくなった』では、狂気と儚さを内包するミステリアスな青年・日下を好演し、俳優としての新境地を見せた。「俳優は自分をまた新たに見つめ直したり、新しい自分に出会える瞬間」と語る伊野尾は、好きな女の子に猛アタックする高校生・カイリを演じた『ピーチガール』においてもまた新たな感情を抱いたようだ。

「こんなに女性に対していろんなアプローチをすることなんてないので、やってて楽しかったし、こういう感情とか感覚って自分の中にあるんだなってまた新しい自分と出会えた感じです」

挑戦の役が続くが、彼はその期待にあくまで楽しみながら応えようとしている。伊野尾にとって“俳優”とはどんな存在なのか。その内面の魅力にまで迫る超接近フォトとともに伊野尾慧ならではの“俳優論”が語られた必読のインタビューだ。

『CUT』 2017年3月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143589