ディープ・パープル、レッド・ツェッペリン“移民の歌”を聴いた時の衝撃を語る
2017.03.30 20:08
昨年ロックの殿堂入りを果たし、4月7日(金)にはニュー・アルバム『インフィニット』をリリースするディープ・パープル。4月1日(土)発売の『ロッキング・オン』5月号には、ベースのロジャー・グローヴァーが、ディープ・パープル加入時から最新作に至るまでを伊藤政則氏に語ったインタビューが掲載されている。
日本では1970年代初期から、ハード・ロックにおいてディープ・パープルとレッド・ツェッペリンのライバル関係について、当時レッド・ツェッペリンをどのように見ていたのかという問いに、ロジャーは以下のように答えている。
「大好きだったよ。最高だと思うね。ライバル関係があったように言われるけど、そんなことはないよ。向こうがこっちのことをどう思っていたのか判らないけど、こちらはツェッペリンの活動をずっと追いかけていた。僕はファンだったからレコードも買っていたよ。彼らのニュー・アルバムが出るのを楽しみに待っていて、『今度はどんなことをやっているんだろう』と、期待が凄かった。最初に“移民の歌”を聴いた時の衝撃は、今でも覚えているくらいだからね」
また、ツェッペリン同様インタープレイで観客を沸かせていた当時のプレイ・スタイルを振り返ってどう思うかという質問については「当時としてもあのスタイルは普通ではなかったんだ。リッチーやジョン・ロードのようなミュージシャンをバンドに抱えていたら、そうなるのは必然だった。とにかく演奏のテクニックが破格で、まさに名手と呼べるメンバーが揃っていたからね。それだけに、そういうミュージシャンに同じ演奏を繰り返してもらうのはほぼ無理だったんだ」と語っている。
その他、72年の初来日公演について、ニュー・アルバムや最新ツアー『ザ・ロング・グッドバイ・ツアー』のツアー・タイトルの真意とディープ・パープルという存在について語られたインタビューとなっている。
『ロッキング・オン』5月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143657