3月18日に亡くなったチャック・ベリーを偲ぶ追悼文の中で、キース・リチャーズがベリーに殴られた過去を回想した。
これはキースがRolling Stoneに寄せたチャック・ベリーへの追悼文の中で明らかにしたもので、キースはベリーについて「俺たち全員の父親」であり「信じられないほど多才」な人物だったと偲び、また、彼に殴られた過去について次のように回想している。
「チャックには昔、目の回りにアザをこしらえられたことがあるんだ。あれは彼の最高のパンチだったと俺は思ってるんだけど。昔、俺たちはNYのどこかの会場でチャックのライヴを観てたんだ。で、終演後に楽屋に挨拶に行ったらまだ彼は戻っていなくて、その代わり、彼のギターがケースに入れられた状態で置かれてるのを見つけたんだ。職業上の興味からそのギターが見たくなってね。ギターの弦をつまんでみていたらそこにチャックが戻ってきて、俺はもう彼にこてんぱんにやられて、左目にアザを作ったっていう。
でもたしかに俺が間違っていたって後で気づいたよ。もし誰かが俺の楽屋で勝手に俺のものに少しでもちょっかいだそうとしているのを見つけたら、俺だってそいつを引っ捕まえて同じようにするだろうからね」