【ロックの殿堂】授賞式にてスヌープ・ドッグ、トゥパックに代わってスピーチを披露

【ロックの殿堂】授賞式にてスヌープ・ドッグ、トゥパックに代わってスピーチを披露

4月7日に行われた「ロックの殿堂」授賞式で、スヌープ・ドッグが殿堂入りしたトゥパック・シャクールを偲ぶスピーチを行った。

今回トゥパックはヒップホップのソロ・アーティストとして初の殿堂入りを果たした。90年代前半から中盤にかけてアメリカのヒップホップを制圧した西海岸勢を代表するレーベル、デス・ロウでのレーベル仲間としてスヌープはトゥパックを振り返ることになった。

80年代末から90年代前半にかけての西海岸ヒップホップはストリートの犯罪やギャングの生態をつぶさに描写したギャングスタ・ラップを生み出し、ヒップホップ・シーンを席巻したことで知られている。
その中でも西海岸を代表するアーティストとして強烈なカリスマを発揮していたのがトゥパックとスヌープだった。しかしトゥパックは1996年に銃撃事件に巻き込まれて他界し、その翌年には東海岸を代表するギャングスタ・ラッパーだったノトーリアスB.I.G.もやはり銃撃事件で命を落とすことになった。

スヌープはアリシア・キーズらとともに行ったパフォーマンスでトゥパックのセンスやパフォーマンスの素晴らしさを振り返る一方で、トゥパックに代わって行ったスピーチでは次のように故人を偲んだ。

「たくさんの人たちがトゥパックをゴロツキのスーパーヒーローとして記憶しているけど、トゥパックは自分がただの人間だとわかってたし、その人間としての弱さを未だかつてないほどに音楽で表現したんだ。俺たちは誰かの書いたお話とは違って、いろんな矛盾を抱えてるということを前提にしていた。人間であるってことは同時にいろんなことを意味してるんだ。強いと同時に傷つきやすくて、頑固な一方で知的で、勇敢でありながら臆病で、愛に溢れながら執念深くて、そして革命的ありながら、これは意味を取り違えでほしいんだけど、ギャングスタでもあるってことなんだよ」

スヌープ・ドッグ自身のインスタグラムに投稿された当日の写真はこちら。
なお、会場でローリングストーン誌の取材に応えたスヌープは「将来的にもっと(ヒップホップから)殿堂入りすると嬉しいね。殿堂入りにふさわしい偉大なヒップホップ・アーティストはたくさんいるからね」と語っている。
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