レッチリのアンソニー・キーディス、同世代の故クリス・コーネルを語る

レッチリのアンソニー・キーディス、同世代の故クリス・コーネルを語る

最新アルバム『ザ・ゲッタウェイ』ツアーの北アメリカ公演を敢行中のレッド・ホット・チリ・ペッパーズだが、アンソニー・キーディスがクリス・コーネルとの思い出を回想している。

カナダのラジオ番組「SONIC102.9」の取材を受けたアンソニーはクリスについて尋ねられ、次のように答えている。

「クリスは俺たちと同じ世代だからね。だから、80年代半ばくらいからはずっと意識してきたやつだったよ。だけどさ……自分と同世代で、生きてて元気で精力的に活動しているような人物が突然ああいう形でいなくなるなんてことは、夢にも思わないことだからね。いつもシーンにいて当たり前だとか、そんな軽んじる気持ちもまったくなかったけど、それにしても……あれはショックだったね。

俺たちはクリスとも、サウンドガーデンのみんなとも付き合いがあるし、1992年にロラパルーザで一緒にツアーした時は、連中は本当にみんないい奴らで、よくつるんでたんだ。そんな彼らがまた一緒にやることになった姿を見て良かったなと思ってたんだ。だから、クリスの心がそんなにまで、自分の命を絶ってしまうほど痛みに苦しんでいたと知ってこっちも押し潰されるような気持ちだよ。

だけど、クリスの行いについて、俺は何も言える立場にはないんだ。というのも、俺はそれほどの心の痛みをまだ経験したことがないからなんだ。きっと、自分がすべて呑み込まれていくような苦しいことなんだろうと思うよ。この世を捨ててしまうんだからさ。だから、遺されたご家族にはお悔やみを申し上げるしかない。クリスが遺した世界は、クリスのおかげでより良い場所になったんだから」

アンソニーのインタビュー映像はYouTubeで観ることができる(クリスについての言及は2分50秒辺りから)。

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