もともとフー・ファイターズは2015年のグラストンベリー・フェスティバルにヘッドライナー出演を予定していたが、その直前にデイヴが骨折事故に見舞われ、急遽出演を中止にすることになった。フー・ファイターズのピンチヒッターを務めたのはフローレンス・アンド・ザ・マシーンだったが、24日のステージでデイヴはフローレンス・ウェルチへの感謝を表明することからライブを始めた。
「2年くらい出演が遅れちゃったんだよね。悪かった、ごめん。渋滞がひどくてさ。まあ、ちょっと言わせてもらいたいんだけど、2015年に観に来てくれていたみんなには悪かったと思うし、俺もずっとみんなには会いたかったんだ。
でもね、あの時のライブは車椅子に乗ったままラップトップで観たんだけど、素晴らしかったよ。しかも、友達のフローレンスにその年のヘッドライナーをやってもらうことになって、そうなったことがすごく嬉しくもあった。どうしてかというとね、どっちみちヘッドライナーを務めるべき人だったからなんだ。
それで車椅子でそのライブを観ててさ、フローレンスがフー・ファイターズの曲を、フー・ファイターズなんかよりも全然いい形で演奏してくれたんだ。だから、今日ここに出てきてショーを始めるにあたって、その曲をフローレンスにまたお返ししたいと思ったんだよ」
そう言ってバンドは“Times Like These”の演奏に入った。
「2年くらい出演が遅れちゃってごめん」'I'm about two years late tonight, I'm sorry.' @foofighters finally headline #Glastonbury2017. 🙌 🎤 https://t.co/vaZHRNzgyk pic.twitter.com/Cnqkuq05Sy
— BBC (@BBC) 2017年6月25日
また、デイヴはこの日のステージについて次のように宣告したという。
「今日は長い夜になるからな。ステージから追い出されるまで俺たちやるから。それくらいやってやるよ、いくらでもできるんだから」
この日は“All My Life”、“The Pretender”、デイヴの外科医に捧げられた“Walk”、裸になっていた客のひとりに捧げられた“My Hero”などの曲が披露され、終盤には“Best of You”、“Skin and Bones”、デヴィッド・ボウイとクイーンの“Under Pressure”のカバーも演奏、“Everlong”で締め括った。
“My Hero”のシンガロングの様子は「NME」の編集長、マイク・ウィリアムズのツイッター上で公開されている。
My Hero singalong pic.twitter.com/i1FmnuhGai
— Mike Williams ✊ (@itsmikelike) 2017年6月24日
セットリストは以下の通り。
1. Times Like These
2. All My Life
3. Learn to Fly
4. Something From Nothing
5. The Pretender
6. Cat Scratch Fever / Another One Bites the Dust / Keyboard Solo / God Save The Queen
7. Cold Day in the Sun
8. Congregation
9. Walk
10. These Days
11. My Hero
12. Wheels(Slow version)
13. Run
14. This Is a Call
15. Arlandria
16. Monkey Wrench
17. Best of You
18. Skin and Bones
19. Under Pressure(クイーンのカバー。デイヴ・グロールがドラム、テイラー・ホーキンズがボーカルを担当)
20. Everlong