山下達郎、主題歌を山田涼介主演映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に書き下ろし

山下達郎、主題歌を山田涼介主演映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に書き下ろし
山下達郎が、新曲“REBORN”を映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』主題歌として書き下ろした。

同映画は、東野圭吾原作の実写映画で、山田涼介、西田敏行らが出演する作品。ストーリーとしては、ある理由から廃屋で一夜を明かすことになった青年・敦也(山田)のもとに、32年前からの悩み相談の手紙が届く。その廃屋はかつて、どんな悩み相談にも店主(西田)が真剣に答えてくれる「ナミヤ雑貨店」で、その雑貨店を軸に、過去と現在で手紙のやり取りが行われ、過去の相談者や店主の人生が変わり、敦也の人生が大きく動き出すというものとなっている。

また同曲は、制作サイドが山下に主題歌の書き下ろしを依頼し実現。山下は原作ですでにタイトルの決まっている“再生”という曲を映画で“REBORN”として具現化するという、自身が今まで担当した主題歌の中でも難しい作業に挑み、まるまる1ヶ月半をかけ書き下ろしたとのこと。さらに同曲は主題歌だけでなく、劇中で過去から現在へ歌い継がれている楽曲として、本作の主軸となっている。

なお、“REBORN”は9月13日(水)にシングルとして発売されることが決定している。


【山下達郎 コメント】
映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが、今回はその中でも一・二を争う難しい注文でした。東野圭吾さんの原作において、すでに「再生」(映画では「REBORN」)とタイトルが定められている曲を、映画の劇中に具現化し、さらにそれをエンドロールで私自身が歌うという、虚実ないまぜの世界が求められました。そのため、どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。そのおかげで、今までの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います。歌のテーマは「死生観」です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのではと思っています。

山下達郎


【廣木隆一監督 コメント】
映画の主題を掬い取った静かで、力強く、そして優しく、見つめてくれた名曲だと思いました。


【KADOKAWA二宮プロデューサー コメント】
「REBORN」は時代を超えて歌い継がれている名曲という設定の劇中歌であり、映画の核にもしたかったので主題歌として構築したいと考えていました。ただ正直なところ、それを両立させるなんて事は実現が本当に難しいとも感じていました。
時代を超えて輝き放ちつづける稀代のシンガーソングライターである山下達郎さんにお受けいただいた事でそれが可能になりました。
壮大で厳かなサウンドスケープ、美しく伸びやかな歌声が映画を観る人の心をきっと優しく包み込んでくれると思います。
そして、その歌詞は映画のテーマとなる事を伝えてくれています。是非、美しいメロディだけでなく歌詞にも耳を傾けていただきたい。映画のキャラクター達の思いが温度を持って伝わると思います。



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