「心が叫びがち」な女優・芳根京子は、実写版『ここさけ』にどう挑んだのか?
2017.07.09 15:00
7月22日に公開される映画『心が叫びたがっているんだ。』で、想いを心に閉じ込めてしまった少女・成瀬順を演じている芳根京子。本作は、2015年に公開された同名劇場アニメの実写版で、「地域ふれあい交流会」の実行委員に選ばれた4人の高校生が、ミュージカルを通じて心に秘めた想いを届けようとする青春物語だ。現在発売中の『H』120号では、心に傷を持ち、言葉を発することができないという難役に、芳根がどのように挑んだのかを語っている。本作が、連続ドラマ『べっぴんさん』出演後初の映画となった芳根。『ここさけ』に臨むにあたって、朝ドラを意識していたわけではなかったと言うものの、自分の演技次第で作品も変わると思い、プレッシャーをかけて自分を追い込んでいたと語る。「やっぱり朝ドラのあとなので、まわりからも『終わってひとつ目だね』って言われることも多いんですけど、朝ドラで学んできたことや吸収したことを、『私、こういう経験をさせてもらえたんです』って発揮できる最初の場が『ここさけ』でした。(中略)でも始まっちゃったら過去のこととか考えてられないので、目の前のことに必死にしがみついてましたね」また、芝居への向き合い方については、「できるだけ感情でやりたい。私は心が叫びがちだと思う」と語る芳根。本作でも現場での空気を大切にしながら、順が抱える心の傷も含めて、自分の中に役柄の感情を落とし込むことで理解を深めていったようだ。「『ふれ交』の実行委員をやることになってから、順はひとりじゃなくなるんですけど、ひとりじゃなくなることによって、辛いとか苦しいっていう感情に気づいたんだと思うんです。それまで順がひとりで戦ってた時間っていうのは、逆に辛さも感じてなかったし、戦ってるとも思ってなかったかもしれないなあって。(中略)だからそういう感情に気づいてからのお芝居は演じるのも気持ちが辛かったです」順の想いと共鳴し、キャラクターを生き生きと表現してみせた芳根。芳根の持つ透明感と純真さが感じられるフォトと合わせて、彼女の人物像が見えてくるインタビューになっている。