【世界で話題】防弾少年団、Billboardがメンバー7人を各5つのポイントで詳細解説

2月18日の韓国公演を皮切りに、10の国と地域で全32公演、約40万人を動員したワールドツアーの千秋楽を7月2日に迎えたBTS(防弾少年団)だが、日本では5月30日の大阪城ホールから札幌公演まで13公演で14万5千人を動員し、話題をさらった。

防弾少年団/さいたまスーパーアリーナ
●セットリスト 1 Not Today 2 21st Century Girl 3 ペップセ -Japanese Ver.- 4 DOPE 5 Begin 6 Lie 7 First Love 8 Lost 9 Save ME -Japanese Ver.- 10 I …
防弾少年団/さいたまスーパーアリーナ - 6月21日 さいたまスーパーアリーナ公演より (c) Big Hit Entertainment

アジアに留まらず、世界的にBTSの注目度が高いことは「2017 ビルボード・ミュージック・アワード」において「トップ・ソーシャル・アーティスト(Top Social Artist)」賞を受賞したことからも分かるだろう。なお、韓国のポップ・グループで「ビルボード・ミュージック・アワード」を受賞したのはBTSが初である。

防弾少年団、「2017 Billboard Music Awards」でソーシャルメディアの頂点に立った理由
先週末行われた「2017 ビルボード・ミュージック・アワード」で、ソーシャル・メディアで最も高い関心を誇ったアーティストに贈られる「トップ・ソーシャル・アーティスト(Top Social Artist)」賞を受賞したK-POPグループの防弾少年団。 同賞のその他の候補には、ジャスティ…
防弾少年団、「2017 Billboard Music Awards」でソーシャルメディアの頂点に立った理由


「ビルボード」ではBTSを「カリスマ性を持ちながら親しみやすさもあるキャラクターで、今、最もアメリカでメディアに多く登場するアジア人アーティスト」とした上で、メンバー7人全員の解説を行っている。

同記事では各メンバーごとに5つのポイントを挙げ、その魅力を解説しているが、以下にその要点をまとめた。

Jimin
ジミンはコンテンポラリー・ダンスの経験を活かし、BTSのダンス・メンバーを引っ張る存在だ。ダンスは学校で学んだといい、その実力はクラスでもトップだったとか。自身も制作に携わった『WINGS』のソロ曲“Lie”でのダンスにも、その実力は表れている。
何事にも努力を怠らないタイプであり、ダンスだけではなくボーカルも担当している。ボーカルに加え、楽曲の物語をダイナミックな振り付けで表現する、その表現力が魅力だ。
優しく、センチメンタルな性格でもあり、好きな映画は『きみに読む物語』だと答えたことも。
また、SNSの更新頻度が高いことでも知られており、メンバーの中でも一番頻繁に動画や写真を投稿している。2017年前半の時点で、ファンによってTumblrにポストされる投稿数が韓国のポップ・アーティストとしてはBTSがトップを誇っているが、その中でもジミン単独のGIF画像が非常に多く投稿されている。時折みせるチャーミングな笑顔がファンの心をつかんでいる。


Jin
ジンは「2017 Billboard Music Awards」の際、その容姿がTwitter上で話題となり、(拡散された写真の左から3番目に写っていたことから)「左から3番目の子」として一躍有名になった。メンバー最年長であり、BTSの母的存在。おやじギャグが得意で、メンバーやファンに披露する一面もある。
また、料理が得意であることでも知られ、メンバーに料理を作ってあげたり、BTSのブログに調理風景の写真を投稿していたことも。「Eat Jin」という動画シリーズを自ら投稿したりもしている。
『WINGS』のソロ曲“Awake”では楽曲プロデュースの才能も発揮している。ちなみに、ファン向けのライブストリーミングでは食事をしながらギターを弾く様子を見せることもあるようだ。


Suga
BTSのメンバーになる以前は、アンダーグラウンドでラッパー「Gloss」として活動していたシュガは、BTSでもリードラッパーを担当。作詞作曲を自ら行うなど、BTSの多くの楽曲に携わっている。最近は再度ソロとして「Agust D」の名前を使い始め、昨年にはセルフ・タイトルのミックステープも発表している。
多方面に渡る才能を活かし、BTSの外にも活動の場を広げつつあるシュガ。R&BシンガーであるSuranをプロデュースし、楽曲は韓国の音楽チャートでトップを飾った。
また、自身のラップの中では自分の中にある暗い部分や、苦悩などもさらけ出しファンを驚かせたこともあるという。仕事以外では「無気力」な部分をみせることもあり、特技は横になること、眠ることが大好き、という側面もある。


Jungkook
1997年生まれのジョングクはメンバー最年少。BTSのデビュー時には若干15歳で、今年の2月に高校を卒業したばかり。“Golden maknae”(黄金マンネ)とも呼ばれている(「マンネ」は韓国語で末っ子の意味)。


歌もダンスも得意で、BTSではその両方を担当、最年少ながら多くの楽曲でセンターも務めている。歌に関しては、色々な楽曲のカバーをしながら歌のスキルを磨いているといい、YouTubeで「Jungkook」と検索するとジョングクがカバーした曲がたくさんヒットする。チャーリー・プースの“We don't talk anymore”は特に有名で、チャーリー・プース本人が「ジョングク、このカバーは大好きだよ」とツイートするほど。


ダンスに関してはどんなジャンルもお手の物で、メンバーのジミンとはよく一緒に練習をしているという。かなりのゲーマーとしても知られるジョングクは、BTSのツイッターにゲーム動画を投稿していることも。

V
サブ・ボーカルを務めるブイは、広い音域と深みのある歌声で唯一無二の個性を放っている。BTSの4周年記念では、ラップモンスターと2人でコラボレーションした “4 O’Clock”を発表している。


アート好きとしても知られ、『WINGS』のツアーでシカゴを訪れた際にメンバーで足を運んだシカゴ美術館ではゴッホの作品に見入っていたという。また、最近では俳優業も始めており、韓国のTVドラマシリーズ『花郎(ファラン)』に出演していた。
なお、BTSのデビュー前、シークレットメンバーとしてその姿が明かされていなかったブイだが、メンバーとして選ばれる前は農業を継ぐつもりだったのだという。

Rap Monster
グループのリーダーを務めるラップモンスターは責任感が強く、リーダーの名にふさわしい存在。
BTSの多くの楽曲の制作面にも携わっている。メインラッパーではあるものの、楽曲によってはボーカルを担当することもある。ラッパーとしては、韓国のインディーアーティストであるMFBTYやGaeko等ともコラボレーションを果たしている。今年発表された“Change”ではワシントンD.C.出身のラッパー、ワーレイともコラボレーションしている。


デビュー前には自身も「Runch Randa」という名前でアンダーグラウンドのラッパーとして活動しており、韓国のラップ・グループ「大南朝鮮ヒップホップ協同組合」のメンバーでもあった。メインストリームに迎合しないというスタンスをみせることがままあり、2015年に発売されたミックステープにもその一端が見て取れる。
また、英語が堪能なラップモンスターだが、人気ドラマ『フレンズ』を見ていたら英語を話せるようになったのだという。ちなみに、好きなキャラクターはチャンドラー。ドラマを観るだけで英語が話せるようになるとはあまり聞かない話だが、ラップモンスターのIQは平均値を大きく上回っている。

J-Hope
メンバーの中でも卓越したダンス・スキルで知られるジェイホープは、BTSのダンスを牽引している。2008年には韓国のダンス大会でも優勝した経験もあり、業界でも有名な存在だっただけに、ダンサーとしてBTSのメンバーに抜擢されたのだという。しかし、メンバーになってからはダンスだけでなくラップも担当しており、今年の始めにはシュガとラップモンスターに続き、自分もミックステープを制作したいと発言していたこともあるようだ。

最近のBTSの楽曲はよりメロディアスでソフトな面を打ち出してはいるが、元々BTSはヒップホップグループとして結成され、そのためパワフルなパフォーマンスが魅力である。ジェイホープはBTSにラップモンスター、シュガに続いて参加、2人のラップスキルに力強いダンスが加わり、ヒップホップアクトとして完成させた。
明るくてポジティブな性格であるため、BTSのムードメーカー的存在だ。
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