『ポルフェス12 “#正義と踊れ ワンマン”』の追加公演はもちろん完売の満員御礼。エキセントリックながら安定感のある演奏、雫(Vo・G)の自在なオーディエンスとのコミュニケーションと、
ポルカドットスティングレイの堂々たる佇まいに圧倒された夜だった。楽曲の多彩さと高い演奏力はポルカの武器であり、それゆえ「正義」と言い切れる強かさを持つのだが、この日はとにかくスペシャルな趣向を凝らしたライブだった。
いくつかの新曲の中でも、この夜がまったくの初披露となる曲もあり、初見であるにもかかわらず、オーディエンスは一体となって完全にシンガロングできてしまうという、まったくもってポルカらしい演出にニヤリ。会場のリアクションを隙なく想像し、完全に計算されつくしたエンタテインメントがそこにあった。サウンドはジャジーでフリーキーで、イントロだけ聴いたらシンガロング向きの曲とはとても思えなかったのに(笑)。客席のレスポンスは完璧。
何よりスペシャルだったのは、予告もされていた「重大発表」。アンコール前には、楽屋裏の様子を生中継している(的な演出の)映像がスクリーンに映し出され、再び登場までの期待を煽る、焦らす。そしてステージに現れた雫の口からついに発表されたのは、「ポルカドットスティングレイ、メジャーデビュー決定!」の報せだった。今年の冬には、メジャーからの1st音源もリリースされるだろうとのこと。改めて、そうかまだインディーズだったのか、と思った人も多いと思うけれど、ポルカの勢いはまだまだここからがトップギアなのかと思うと末恐ろしささえ感じる。メジャーではさらにスケールのでかい企みを展開してくれるだろう。
このライブのレポートは、『ROCKIN’ON JAPAN』9月号でも書く予定。そちらもぜひお楽しみに。(杉浦美恵)