【速報】米津玄師、表現の核心を伝える初のホールワンマンを観た

【速報】米津玄師、表現の核心を伝える初のホールワンマンを観た
東京国際フォーラム・ホールAで2日間繰り広げられたライブ「RESCUE」。各日約5000人が集まるという、壮観な光景の中でのライブだ。その2日目を観た。

とは言え、米津玄師はステージの規模が大きくなっても「駆け上がってきた」という印象をもたらすことがない。なぜかと言うと、その都度ステージに見合うパフォーマンスを完璧に準備してきて、当たり前のようにライブを繰り広げてしまうからだ。それ自体が当たり前じゃないのだが、いつもそうなのである。

可動式のスクリーンや照明を用いた光と映像の演出は美しかったし、米津玄師らしい芸術性に満ちていたけれども、いつもと同じ顔ぶれのバンドで、楽曲のポテンシャルを最大限に引き出していたのが特に素晴らしい。大袈裟でも何でもなく、国内有数のホールが米津玄師の表現のために用意されたかのようだった。

未発表の新曲を含めたライブの内容は、高度なポップミュージックをやっている割に、どんどん「表現すること」「伝えること」の根源的な意味に迫ってゆく。最近の表現モードを語って、なんだよ、泣かせんなよというフィナーレに繋げるさまは、心憎いぐらいに見事だった。後日公開のライブレポートに詳しく書きますので、ぜひチェックを。(小池宏和)
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