YOSHIKIの頸椎椎間孔狭窄症による緊急手術から、わずか2ヶ月ほどで本番を迎えた、「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle~奇跡の夜~6DAYS」。
そのファイナルとなったこの日、横浜アリーナ4日間の最終日。
まだ本調子ではないはずのYOSHIKIはしかし、Toshl/PATA/HEATH/SUGIZOと16人編成のストリングスチームを擁した演奏を華麗なピアノさばきでリードし、声を枯らして「気合い入れてけ!」と観客を煽り倒し、時にはピアノの上に身を投げ出しながら「WE ARE!」「X!」のコール&レスポンスを巻き起こしていた。
YOSHIKI「Toshlの歌って、心に沁みるんですよ」
Toshl「それはでも、いい楽曲があってこそだからね」
といった和やかなMCが序盤から繰り広げられたり、リクエストコーナー(!)で客席をXジャンプの渦に叩き込んだり……といった数々の名場面を生み出す一方で、YOSHIKIは「ドラマーの僕がドラムを叩かずにコンサートをやるなんて、あり得ないはずなのに……みんなのおかげで、このコンサートを実現することができました」と、こらえきれない涙とともに感謝の想いを伝えていた。
「Xっていう言葉は『無限の可能性』っていう意味を持ってるんだよね。でも、このツアーから新しい意味が加わりました。何があっても負けない、何があっても諦めない。100回倒れても、200回倒れても、また這い上がって……お前らと一緒に頑張るぞ!」
あふれ返る情熱をそんな言葉に託していたYOSHIKI。汗と涙にまみれながらの「愛してるぜぇーっ!!!!」の絶叫を残して彼が舞台を去るまで、実に3時間45分。あまりにもドラマチックだったステージの模様は後日ライブレポートで詳報します。(高橋智樹)
【速報】X JAPAN「奇跡の夜」6DAYS完走!涙とともにYOSHIKIが語る「Xの新しい意味」とは?
2017.07.18 09:40