窪田正孝は『東京喰種』で、“半喰種”の主人公・カネキのどこに「共感」したのか?

  • 窪田正孝は『東京喰種』で、“半喰種”の主人公・カネキのどこに「共感」したのか?
  • 窪田正孝は『東京喰種』で、“半喰種”の主人公・カネキのどこに「共感」したのか? - 『CUT』 2017年8月号

    『CUT』 2017年8月号

  • 窪田正孝は『東京喰種』で、“半喰種”の主人公・カネキのどこに「共感」したのか?
  • 窪田正孝は『東京喰種』で、“半喰種”の主人公・カネキのどこに「共感」したのか? - 『CUT』 2017年8月号
『週刊ヤングジャンプ』にて連載中の『東京喰種 トーキョーグール』の実写映画が7月29日(土)から公開される。人肉を食す喰種(グール)と呼ばれる存在のいる世界で、ある事情により半喰種化してしまった主人公・金木研を中心に、人間と喰種との戦いを描く本作。現在発売中の『CUT』8月号では、同実写映画で主人公・金木研を演じる窪田正孝へのインタビューを掲載。喰種の気持ちを理解しつつも、「人間でありたい」という想いを捨てきれないカネキの苦悩や葛藤を、窪田がどのように演じてきたのか、その心境を語っている。

「怖い世界観だけではなくて、すごく前向きになれる、ヒントになるものもこの『東京喰種』には隠されていると思うんですよね。人間で本当によかった、生まれてきてよかった、まわりに支えてくれる人がいてよかったなって、すごく感謝の気持ちに繋がった部分もありました」

原作のある作品を演じる場合は、何度も原作を読み返すという窪田。今回も映画で描かれている部分をひたすら読み込みながら、原作の細かいシーンまでなぞって演技する感覚をもちつつ、演じるからには何かを残さなければならないという想いもあったと語る。そうした葛藤を抱えながらカネキを演じた窪田は、カネキの半喰種としての悩みに共感するところもあったという。

「自分が何者なのかわからないっていうところでのカネキとの共感もあったかもしれないです。僕も、20代前半のときよりはまだ自分のことを見られるようになってるつもりではあるんですけど、実際に自分が今どういう状態にあるのかを客観的に見るのは難しいですよね。もっと自分を知っていく作業は今後も必要だとは思いながらも、そのあたりでカネキと通ずるものはあるのかなと思います」

世界規模でも公開を予定している『東京喰種』は、新しい試練が課された作品だったと振り返りつつも、自分に足りないものを補ってくれた作品として感謝が絶えないと語る窪田。彼の役にかける真剣な思いと、作品に対する真摯でひたむきな気持ちが伝わる必読のインタビューだ。『東京喰種』のダークな世界観を表現した撮り下ろしフォトも必見。

公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする