クリス・コーネルの妻ヴィッキー、虐待児童などを支援する音楽セラピーを開設

クリス・コーネルの妻ヴィッキー、虐待児童などを支援する音楽セラピーを開設

現地時間5月17日に自殺したサウンドガーデンクリス・コーネルの名前を冠した音楽セラピーがシアトルの児童支援団体で開設されることが明らかになっている。

クリスにちなんだ、クリス・コーネル音楽セラピー・プログラムは5歳までの児童を支援している団体「Childhaven」で実施されることになると「ビルボード」誌が伝えている。

「Childhaven」は虐待やネグレクトなどにさらされた児童のリハビリと支援を行っている団体で、セラピーなどの支援サービスを児童に提供している。今回のプログラムでは音楽をクリエイティブな掃出し口として援用していて、これを通して、児童たちに普段は表現しにくい複雑な感情を表出させていくこともできるという。

クリスの妻のヴィッキーは今回「Childhaven」に10万ドル(約1110万円)の寄付を行い、今回の新プログラム開設にこぎつけたが、クリスの誕生日にあたる7月20日に発表を行い、ヴィッキーは次のように今回の抱負を語っている。

「クリス・アンド・ヴィッキー・コーネル基金は、支援を必要している子供たちの人生に大きく影響するような素晴らしい活動を行ってきている『Childhaven』と手を携えることができて、嬉しく思います。クリスとわたしは音楽には癒す力と人にインスピレーションを与える力があると強く信じてきましたので、『Childhaven』の今回のプログラムを軌道に乗せることによって、世界でも最も傷ついている子供たちを守るというクリスの約束を守ることができると思っています」

「Childhaven」で音楽セラピーを担当しているBrian Voganは「『Childhaven』を利用する児童たちの多くは、それまでに経験してきたことのせいで、怒りなど自分では押しとどめられない感情を抱えていることに苦しんでいます」と説明している。

「そんな子供たちにとって、ドラムを叩くことはとても役立つことなのです。あるいはすごく引っ込み思案や内気な子供たちもいて、音楽はそういう子たちが自分の殻を破る助けになるのです」

クリス・アンド・ヴィッキー基金は2012年にクリスとヴィッキーが設立した団体で、ホームレスや貧困、虐待やネグレクトなどの影響を受けた児童を支援する活動を行ってきている。
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