ミスチル×docomo 25周年ムービーが改めて教えてくれる、私たちの「音楽と携帯電話」物語

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高橋一生と黒木華らが出演しているNTTドコモの新CMが大きな話題を呼んでいる。このCMには約4分のフルバージョンがあり、Mr.Children & docomoの25周年ムービーとして公開されている。音楽と携帯電話とが、いつでも私たちの人生の隣にあったことを改めて実感させてくれる、とても感動的な作品だ。


この25年の間に驚くべきスピードで携帯電話は進化してきた。私が最初に持った携帯電話もドコモのもので、今では信じられないけれど「着信音が和音になった」ことが革新的だと言われていたくらいだから、もちろん写真撮影機能もなければ、携帯電話で音楽を聴くなんていう概念さえもなかった時代だ。このムービーで始めに描かれる主人公ふたりの出会いは、さらにそれ以前、1992年の渋谷の街。

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当時広く普及していたポケベルは、もともとは仕事で外回りをしている人などに電話番号を通知して、折り返しの電話を促すためのツールだった。だから、メッセージとして発信できるのは数字のみ。それを当時の高校生は独自の発想で、自分たちの新しいコミュニケーションツールにした。ムービーの冒頭に現れる「0906」の数字はつまり、「遅れる」という伝言。それが「あたりまえ」だった25年前、ミスチルはデビューした。ムービーで一番最初に流れる“君がいた夏”は、彼らの1stシングル。まさに25年前の夏の歌だ。

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携帯電話は恋人たちのコミュニケーションを劇的に変え、ミスチルの歌はどんどん日常のシーンに寄り添うように受け入れられていった。このムービーは、携帯電話があったからこそ、そして、ミスチルの歌があったからこそ起こった奇跡を描いている。ふたりの男女が出会い、別れ、再び繋がり、結婚し、子どもが生まれ、その娘が成長していく──。ただの数字の羅列が大切なメッセージだった時代があって、電話番号という数字を消すことがなかったからこそ、再び出会えたふたりの物語。そしてふたりの日常に寄り添っていたミスチルの歌があって生まれた「奇跡」。携帯電話や、(リスナーとして聴く)音楽は、とても個人的な所有物だと思う。その人だけの風景、喜び、痛みを思い出させるものとして、そこに在る。ムービーにも描かれているように、携帯電話があったからこそ、しなくてもいい喧嘩をして別れてしまったカップルもたくさんいる。そんな時にも傍には音楽があって──。このムービーで描かれるような「奇跡」が誰にでもあるわけではない。けれど、「もしあの時、携帯が繋がらなかったとしたら」、「もしあの頃の自分があの曲に出会っていなかったら」──。そう思うことは誰にも少なからずあるはずだ。だからこそ、このムービーもまた、とても個人的な思い出を喚起させ、感動を生む。

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25年という歳月を経て、携帯電話とミスチルの音楽が日常にあることは、「あたりまえ」になった。例えば“innocent world”で歌われた《いつの日も この胸に流れてるメロディー》という歌詞とメロディは、今やそのままミスチルの歌のことを指すかのように響き、“花 -Mémento-Mori-”の《負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう》という歌詞は、時代を超えて様々な場面で自分の頭の中で鳴る曲になった。今でもこの曲を聴くと、テレビやラジオからあの歌が流れていた頃の風景が鮮明に思い浮かぶ。それを今スマートフォンで聴いているという不思議。思い出と現在とを繋ぐもの。それが携帯電話であり、音楽である。それは未来へも繋がるものでもある。それを示すかのように、ムービーのエンディングにはミスチルの未発表曲が流れ、25年の月日は次世代の若者たちにも受け継がれて、また新たなストーリーを生むことを予感させる。携帯電話と音楽は、これからも私たちひとりひとりの人生とともにあって、様々な景色を見せてくれるのだろう。できればそれが幸せな景色であるように。悲しみに暮れる日があっても、誰かの言葉や誰かの歌が寄り添ってくれる日常であるように──。そんな思いが沸き起こる、素敵な映像作品だった。

昨日公開されたばかりのメイキング映像では、高橋一生と黒木華のコメントもあって、それぞれこのムービーへの感慨を言葉にしている。そして、用意された歴代の携帯電話の数々、当時を思い起こさせる服装、様々なシーンでの細部にまでこだわった撮影。このメイキングで、ムービーに込められた思いの深さを改めて知る。未見の方はそちらもぜひ。(杉浦美恵)

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