UVERworld、7年ぶり『Mステ』登場!に「時代が支持する理由」を見た

Twitterでも「UVER」がトレンド入りするほどの反響を呼んだ、UVERworldの『ミュージックステーション』出演、ご覧になっただろうか? 
E-girls/NMB48/西野カナ/BREAKERZ/Hey! Say! JUMPといった豪華絢爛なラインナップが実現した『Mステ』7月28日放送回の最後を飾ったのが、実に7年ぶりの登場となるUVERworldだった。

UVERworld初ドームワンマンとなった2010年11月・東京ドーム公演の前日に“NO.1”を披露して以来の『Mステ』出演となる彼ら。
この日の番組でフォーカスされていたポイントは「今男性から最も支持されるバンド」。2011年に地元・滋賀のライブハウスで300人から始めた「男祭り(男性限定ライブ)」が、今年2月にはさいたまスーパーアリーナを舞台に2万3千人を動員して開催されるに至っている――というUVERworldの歩みが、紹介VTRとトークを交える中で浮き彫りになっていく。

「もともとは女性ファンに支えられてたんですけど、やっぱり自分の憧れたアーティストって、みんなカッコいい男のファンが多いんですよ」と「男祭り」をスタートさせた動機を話すTAKUYA∞の言葉からも、「女性だけでなく男性にも認められるバンド」すなわち「男女問わず圧倒的な訴求力を持つバンド」という視点で楽曲とサウンドを鍛え上げてきた切実な想いが滲む。
「2万3千人の男の盛り上がりってすごいだろうね?」とタモリも驚きを隠せない様子だったし、Hey! Say! JUMP・岡本圭人が「UVERは、大好きです。僕、『男祭り』も行かしてもらったんですよ」と緊張気味に語る様子も、「男性に支持されるバンド」の存在感をリアルに伝えていた。

そして――250人のオーディエンスを招いたスタジオライブ形式で披露されたのは、現在公開中の映画『銀魂』の主題歌“DECIDED”。
ハイパーかつアグレッシブなアンサンブルが、ライブハウスさながらの熱狂空間を描き出す中、《自分に何ができるか?じゃなく/自分に何が合うか?じゃなく/本当に心が一番選びたいもの選んで行け!ってことだろう》というシリアスなフレーズを不屈のアンセムとして突き上げるTAKUYA∞の姿は間違いなく、男女問わず熱い支持を集めながら時代をリードするロックアイコンそのものだった。

ライブパフォーマンス後、エンディングで「本当に素晴らしい場所ですね。楽しかったです」とTAKUYA∞が充実した表情で語っていたのが印象的だった。
8月2日にはいよいよ約3年ぶりのニューアルバム『TYCOON』をリリースするUVERworld。その極限進化ぶりが露わになる瞬間は、もうすぐそこだ。(高橋智樹)
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