フジロックでの来日も記憶に新しいゴリラズだが、6年ぶりのニュー・アルバム『ヒューマンズ』制作の経緯をデーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットが語ったインタビューが8月1日(火)発売の『ロッキング・オン』9月号に掲載されている。
構想期間を1年設けたという渾身の傑作『ヒューマンズ』の基本理念は「痛みと喜びと切迫感、この三つだった」とデーモンは説明する。
「就任式後のアメリカにいる自分を想像してみてくれ、ってみんなに言ったんだ。しかも最悪の事態が発生したという設定で――『式の夜にどう感じると思う? とち狂い始めた世界がテーマのパーティ・レコードを作ろうぜ』ってね」
「ゴリラズを作ったのはアメリカ」だと語るデーモン、ジェイミー・ヒューレットは「『ヒューマンズ』は、トランプについて政治的意見を表明しているわけじゃない――トランプが当選してしまう世の中について語ってるんだ。僕ら人類は今どこにいるのか? なんでこんな状態から脱却できないのか? ってね」とトランプ大統領との関係性を説明している。
更にジェイミーは本文中でタイトルに込められた意味も明らかにしている。
「タイトル『ヒューマンズ』(Humanz)の最後を“z”にしたのは人造人間的なニュアンスを持たせたかったからだよ。“僕らは生身の人間なのか、それともただのロボットになっちゃったのか?”っていうね」
この記事ではゴリラズ結成の経緯もデーモンとジェイミー自身の言葉で語られている。フジロックの思い出に浸りつつ、手にとっていただきたい。
『ロッキング・オン』9月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143835