【サマソニ総復習レポ・東京2日目】フーファイ、マンウィズ、ベビメタ、ロイヤル・ブラッドなど

【サマソニ総復習レポ・東京2日目】フーファイ、マンウィズ、ベビメタ、ロイヤル・ブラッドなど

2017年8月19日(土)〜8月20日(日)に東京と大阪で開催された「SUMMER SONIC 2017」。今日と明日の2日間、rockinon.com編集部スタッフが実際に現場で目撃した内容をもとに、それぞれの日の主要なアクトをレポートしていく。

本日お届けするのは東京会場2日目の模様。前日の雷雨のような天気の崩れはなく、曇りで比較的過ごしやすい1日だったといえるのでは。また、黒いバンドTシャツの割合がぐっと増えたのも印象的であったのだが、それもそのはず、この日のアクトはハード・ロック/ポップ・パンクのレジェンドやニュー・カマーが一堂に会するタイムテーブルだった。

MARINE STAGEのオープナーはニュー・アルバムへの期待が高まるザ・ストラッツ。華やか、かつエネルギッシュなグラム・ロックが持ち味である彼ら、昨年のMOUNTAIN STAGEでのフレッシュなパフォーマンスも印象的であったが、今年はボーカルのルーク・スピラーの声もバンドの演奏も深みが増し、そして格段と上がったエンターテインメント性で朝のMARINE STAGEを盛り上げていく。
新曲“One Night Only”で‎フレディ・マーキュリーを思わせる絶唱を披露した後は“Put Your Money on Me”、“Where Did She Go”というキラー・チューン2曲できっちりとステージを締めくくった。

Touched down on US soil! Sad to leave Japan but good to be back. Best get back to finishing this album 😏 📸: @annaleemedia

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ザ・ストラッツの次にMARINE STAGEに立ったのは3月に2ndアルバムをリリースしたサーカ・ウェーヴス。2ndアルバムの1曲目である“Wake Up”をこの日も1曲目として披露、その力強いバンド・アンサンブルでファンを沸かせた。“Stuck In My Teeth”では会場から大きな拍手が巻き起こり、彼らがいかにファンに愛されているかを思い知る。バンドがいいメロディーをギター・ロックにのせて大音量で聴かせる、そんなロックの醍醐味を味わうことができる貴重なアクトであった。

S T A D I U M

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まだ日の高いMARINE STAGEに登場したのは黒い服をまとったロイヤル・ブラッド。2人編成なのだから無駄が出ようがないものの、ステージ上に2人しかいないことが信じられない音圧を1曲目から叩きつける。6月リリースの2ndアルバムで際立っていた唸る「ベース・リフ」とアクロバティックなドラミングを披露、シンプルであるからこそ体験できるその破壊力は、彼らがライブバンドであることをはっきりと示していた。
途中ボーカル/ベーシストのマイク・カーが突如ビジョン用のカメラをかつぎ、観客を映し出す一幕や、ドラマーのベン・サッチャーがステージを歩き回り「東京、俺らはパーティしに来たんだよ」と観客を煽る場面があったりと、彼らの奔放さも印象的であった。

ロイヤル・ブラッドに続き、MAN WITH A MISSIONがMARINE STAGEに出演。この大きなステージでのライブを体験しようと多くの観客が詰めかけ、その期待に応えるかのように、メンバーがステージ上や客席エリアを駆け回るアグレッシブなパフォーマンスをみせた。「素晴ラシイ快晴ニモ恵マレテ……我々ニトッテハ丁度イイ天気ナンデス」と笑いを誘う一幕も。ライブといえばこの曲、の“FLY AGAIN”で観客をしっかり踊らせステージを後にした。


ほぼ同時刻には、ペニーワイズがSONIC STAGEをヘヴィメタルやハードロックの要素も吸収した硬質かつタイトなパンク・ロックで揺らしていた。3人のバンドアンサンブルとジム・リンドバーグのボーカルががっちりとかみ合い、一分の隙もない演奏で名曲を次々と投下していく。観客からはペニーワイズコールが沸き起こり、このパンクの大御所がファンに愛され続けていることを物語っていた。ニルヴァーナの“Territorial Pissings”も演奏し、その力量を見せつけた。

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